五明さんの著書『全米は、泣かない。』の表紙にクレーム?(ゲスト:グランジ)【前編】

五明さんの著書『全米は、泣かない。』の表紙にクレーム?

権八:本買いましたよ、僕。

五明:えっ、本当ですか!?

権八:本当本当。本当に買った。まだ読んでないんだけど。

五明:さっき買ったんじゃないですか、これ?

権八:そうさっき(笑)。アマゾン様から届いたホヤホヤ。

澤本:すごい綺麗。

権八:でも、まえがき読んだよ。面白かった。

澤本:まえがき、短い(笑)。

権八:でも、これすごい本じゃないですか。『全米は、泣かない。』。芸人で初めてTCC新人賞を受賞した五明拓弥。本を開くまでほとんど気づかないんですけど、澤本嘉光。

澤本:はーい。

権八:なんか出席取ってるみたいに(笑)。パイセンオブザイヤーの澤本嘉光、auの三太郎の篠原誠さん、「Yonda?」パンダ、「日本の女性は、美しい。」などのコピーライターの谷山雅計、尾形真理子さん、福部明浩さん、ピース又吉さんなど、名だたる、すごい人がいっぱい出てるじゃないですか。

五明:すごいですよ。

権八:でも、この本の表紙から、それがほとんど伝わってこないですよね。

一同:(笑)

五明:残念ですね。

遠山:急に批判入りましたね。出版社批判?

権八:すごいビッグネームだけど、ほとんど伝わらないという(笑)。

五明:えーと・・・権八さん、それどうしましょうか?

遠山:もう刷りまくってますから(笑)。

権八:でも僕はちゃんと買ったわけだから。これ、どういう本なんですか?

五明:本当に僕らは澤本さんに頭が上がらないわけですよ。だって、2年前にあのラジオCMの企画がなかったら、この本の話にもなってないわけです。本の企画を出版社の方からいただいたんですけど、みなさんは僕が選んだわけじゃないんですよ。でも、「澤本さんは絶対でお願いします。澤本さんが断ったら、僕もやりません」と言って。そしたらお忙しいなか、やっていただいて。言葉のプロたちに聞いた、刺さる言葉のつくり方です。

遠山:本当に五明が出した本なの? 人の本じゃないの?

五明:本当に出しました。これは今から広告業界を目指す方も、言葉が好きな方も、普段の生活でなかなか人にうまく伝えられないという方も、読んだらわかるんじゃないかと思うんですよね。

権八:特別対談はピースの又吉さん。

五明:同じ事務所の先輩です。

権八:又吉直樹はどのように小説を書いて、どのようにネタをつくってるのか。結構、豪華な本ですよね、じつは。

五明:本当にありがたいですよね。

澤本:確かに表紙からは伝わらないね。

遠山:なかなか澤本さんが口を開かないと思ったら。

五明:そのロートーンはずっと溜まってましたよね。ロートーンの怒り。

遠山:でも本屋さんに並ぶときは店員さんがポップ書いてくれたりするから。それでわかりますよ。

五明:ナイスフォロー。

権八:そうそう、表紙でわからないけどポップでわかる。

遠山:いや、強調しなくても(笑)。

権八:でも、『全米は、泣かない。』というタイトルも面白いなと思いました。

五明:あぁ、泣きますもんね、本当は。

権八:「全米が泣いた」という映画のキャッチコピーとかがあるわけじゃないですか。それをちょっと揶揄してるわけですよね。
 

次ページ 「澤本さんは新人の頃、コーヒーのコピーで「これは毒水だ」と書いていた」へ続く

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