電通九州は7月1日、デジタル時代のマーケティングサポートを行う新しい組織「デジタル・マーケティング・センター(DMC)」を立ち上げた。
これまでデジタルビジネス部として存在していた組織が再編された形で、同部の30名に加え、ダイレクトマーケティングやプロモーション、クリエイティブなどから兼務でメンバーが参加する。営業やメディア担当者なども含め、同社の各セクションから60名を超える人材が集まり、計100名弱の体制となる。
DMCは、専門性によって3つのユニットから構成されている。「デジタル・コンサルティング・ユニット」がデータ活用などによる戦略領域を、「デジタル・メディア・ユニット」がオンライン・オフライン統合のメディア効率化を、「デジタル・ソリューション・ユニット」が全体の施策の実行とPDCAを担い、事業課題に合わせてマーケティングチームを結成し対応する。
メンバーは福岡本社に限らず、九州各拠点と東京にも在籍しており、連携体制を整えている。
DMC センター長の是澤真人氏は、「ネット広告やデータ活用などに対して、部分的に関わるのではなく、事業成長のための戦略を立てて実行していくことがデジタル時代にふさわしいマーケティングのアプローチだと考えています。まずは2020年までに、九州地域のマーケティングのデジタル化の底上げに取り組んでいきます」と今後について語った。