雑にするほど、コミュニティは盛り上がる?
箕輪:参加する余白の演出が大事で。演出と思ってやってるとそれも透けて見えるから難しいんですけど、僕は雑な人間なので、落合陽一さんがゲストで来るというのも普通に「落合さんが何月何日に来るから、この周辺で会場借りてください」と書けばいいんだけど、面倒くさいから「落合陽一来る」としか書かないんですよ。
そうすると、みんなスレ上で盛り上がってるんです。「いつ来るんだろう」「落合さんだったらどれぐらいの会場借りたらいいだろう」って。盛り上がってるところを見て、俺が「何月何日、秋葉原周辺」と書き込むと、「じゃあこのへん取ろう」となったりして。
できるだけ雑で、みんなが自分事として参加できるほうがコミュニティとしては絶対に盛り上がるんですよね。「これをやれ」と言うと会社になっちゃうので。
権八:なるほど。雑なのは意図してるのか、してないのか、両方あると思うんですけど。
箕輪:意図してないんですけど、佐渡島さんが答えを教えてくれるんです。箕輪さんが無意識でやってるのってこういうことだよと。あ、そうかと。でも、佐渡島さんはできないんですよ。
中村:佐渡島さんできないね。雑じゃないもんね。
権八:すごくちゃんとしてるもんね。
箕輪:あの人が面白いのは全ての答えを知ってるんだけど、自分はできないんですよ(笑)。
中村:頭良すぎてできないんだ(笑)。
箕輪:僕が無意識にやってるのを解説してくれるんです。
権八:あの、ちょっとその前に、なんで家に入れてもらえなかったの?
箕輪:・・・携帯見られたんですよ。
中村:常にハイボールを飲んでたら、そういうこともあるかもしれない。しょうがないですね(笑)。
<END>
構成・文:廣田喜昭