商業施設「SHIBUYA109」を運営するSHIBUYA109エンタテイメント(東京・渋谷)は7月22日、新ロゴを発表した。来春に改定する。
ロゴは、「SHIBUYA109」が来年40周年を迎えるのを機に、かねてから公募、選考していたもの。4月18日〜5月20日に集まった総数9537点の中からSHIBUYA109エンタテイメントの木村知郎社長や長谷部健・渋谷区長、モデル・タレントの藤田ニコルさんら審査員6人が最終候補4案に絞り、特設Webサイトで公開。7月6日〜15日に一般投票を行い、最優秀賞=新ロゴが決定した。
選ばれたのは企業でデザイナーを務めるハナガキダイジュ氏と、会社員の池田敦美氏が制作したロゴ。
発表にあたり、SHIBUYA109エンタテイメントの木村社長は、「いままでのロゴと同様に、新しいロゴを愛していただけるよう、さまざまな取り組みをしていきたい」とあいさつ。新ロゴについては、「今回のデザインで私がすばらしいと考えたのは、109の2つのマル、0と9がくっついている点。心と心が共感しあうような、そんな思いを感じさせます。グラデーションで、色が変化している点も、渋谷が、時代の流れを先取りしながら、変化を自分で生み出していく、そうした意思が伺えるようです」と称賛した。
新ロゴを制作した両氏のコメントは次のとおり。
「デザインの仕事に20年近く携わってきて、本当に大きな賞をいただいたと思います。『SHIBUYA109(イチマルキュー)』の、『マル』という読み方が独特で、それをうまく形にしたいと考え、数字をすべてつなげました。渋谷の街の人々をつなげるようなSHIBUYA109のロゴとして制作しました」(ハナガキ氏)
「まだ実感がわかず、信じられません。渋谷には小さいころからよく訪れていて、学生時代にも友人とよく遊びに来ていました。SHIBUYA109にはとても愛着があり、その建物に、自分の携わったロゴが掲示されるのは感慨深いです。ロゴは、変わっていく時代の中で、『多くの人に親しみをもってもらえるような、丸みのあるデザインにする』ことを意識しました。これから多くの人に好きになってもらって、ロゴが定着してくれたらと思います」(池田氏)
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