全国9大学のデザイン教育・研究を紹介する「ゼミ展」開催

東京ミッドタウン・デザインハブで、さまざまな領域のデザインを教育・研究している全国の大学9校が参加する「ゼミ展」 が、9月1日から始まる。

近年、デザインは造形表現であることはもとより、ビジネスはもちろん、生活や社会をよりよくするために、すべての人が活用できる「知」であり「考え方」となっている。 そして、デザインの領域や活用範囲の広がりと共に、美術系大学や専門学校以外でもデザインを教える教育機関も増えている。

そんな背景から、本展では各校で実際に行われている課題内容と、学生作品の一部を紹介する。課題や作品を通じ、学校ごとのデザイン教育のアプローチや、与えられた課題に対して、学生がどのような視点をもち、答えを導いているのかを知ることができるだろう。参加校は、以下の通り。

・京都工芸繊維大学 工芸科学部 デザイン・建築学課程 中野デザイン研究室
「映画ポスターデザイン、フォントデザイン」中野仁人

 

・慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 石川初研究室
「風景を切り取るツールの獲得」石川初

 

・慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス 鳴川肇研究室
「移動住居の設計・開発(4人用ジオデシックドームテント)」鳴川肇

 

・女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科 ヴィジュアルデザイン専攻
「視点と行動と発見」林規章

 

・多摩美術大学 Pacific Rim Project
「Pacific Rim 11:Future Craft」「Pacific Rim 12:Eco Reserch Lab.」 和田達也、デヴィット・モカルスキ

 

・東京藝術大学 美術学部 デザイン科
「くらす」(2年生実技課題) 出題・指導/橋本和幸、指導/石田和人、藤木武史、山田勇魚、町田美菜穂

 

・東京工芸大学 広告&ソーシャルデザイン研究室
「社会問題を可視化して、社会に拡散するアイデアを考える。」福島治

 

・東北大学 工学部 建築・社会環境工学科 都市・建築学コース 建築設計D(7セメスター授業)
「アブダビに美術館を設計する」浅子佳英、五十嵐太郎、藤山真美子

 

・法政大学 デザイン工学部 システムデザイン学科 インタフェースデザイン研究室
「物理的要件と造形美のアブダクション的調和と実践」土屋雅人

 

・武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科
「基礎実習」・「表現実習」十時啓悦、伊藤真一、稲田真一、大村俊二、鈴木洋、田中桂太、中 原俊三郎、西川聡、山中一宏、鈴木純子

9月9日には、参加校9校の課題担当教員または出展学生によるギャラリーツアーを実施。開催後、先生や学生を交えてのレセプション兼交流会も予定されている(要申し込み)。

東京ミッドタウン・デザインハブ 第74回企画展「ゼミ展」

会期:9月1日(土)~ 9月24日(月・祝)
時間:11:00 ~ 19:00
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ (ミッドタウン・タワー5F)

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