パッケージデザイナー鹿目尚志氏の回顧展、9月10日より開催

パッケージデザイナーの草分けとして知られるアーティスト 鹿目尚志の1周忌にあたり、回顧展「鹿目尚志の言葉と形」展が開催される。

展示予定の言葉とスケッチの一部

鹿目尚志氏は、昨年9月2日、90歳を記念した自らの展覧会の準備をするさなかに逝去。資生堂「スーパーマイルド」(1988年)はじめ、商業的なパッケージデザインの領域で大きな功績を残しながら、時にアートの世界にも踏み込む先進的な作品と言葉を残した人物として知られている。

数々のデザイン賞を手にした後年もパッケージデザインの真価を問い続け、多様な素材をモチーフにしたアートワークの創作にも意欲的に取り組んできた。市場の動向や情報、流通の影響を強く受けるパッケージのジャンルにこそクリエイティブ的感性が必要と強く説き、クリエイションの本質を問う展覧会を自ら毎年主催し、若手デザイナーも多く参加した。

鹿目氏の1周忌を機に開催する「鹿目尚志の言葉と形」展は、パッケージやデザインについての同氏の情熱あふれる言葉や、創造の源となった出身地、北海道・根室原野の自然や動物について語った言葉がアートワークと共に展示される予定だ。

さらに、昨年開催の「かのめのめ」展の関連企画として制作された、氏の言葉をまとめた『かのめのめ本』を、500部限定で出版・会場販売する。

会期: 9月10日(月)〜9月22日(土)
会場: 渋谷区松濤「ギャラリーTOM」
150-0046 渋谷区松濤2-11-1  03-3467-8102 ギャラリーTOM
開館時間: 11:00〜18:00 9月18日火曜日休館
入館料: 一般:500円 小・中学生:200円 視覚障害者及び付添 各300円
主催: 「鹿目尚志の言葉と形」展実行委員会

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