こんにちは。電通の中川諒(30)とフリーランスの村石健太郎(28)です。
全3回でお送りしている、ヤングスパイクスのレポートですが、これで最終回。
今回は、今年同じ舞台に日本代表として参加した
他の部門のヤングの皆さんにも協力してもらい、
全部門の課題・ゴールドをとった企画・日本チームの企画について紹介します。
これさえ読めば、今年のヤングスパイクスがわかる
「2018年ヤングスパイクスまとめ記事」です!
【ヤングスパイクス】一度負けた二人がゴールドを獲るまで : 国内予選編
【ヤングスパイクス】一度負けた二人がゴールドを獲るまで : 本戦編
【ヤングスパイクス】2018年 全部門 総集編
今年のヤングスパイクスの日本勢は大躍進!
PR部門ゴールド、DESIGN部門がゴールドとシルバー、
そしてDIGITAL部門ブロンズを日本チームが獲得しました。(快挙!!)
それでは早速、各部門の代表の皆さんに、
それぞれの提出作品と受賞作を紹介していただきます!
DIGITAL部門
平野巴章(McCANN TOKYO)/小出鯉子(McCANN TOKYO)
国内予選:99チーム参加
本戦課題:
クライアントはジェンダー平等と女性のエンパワーメントを目的とする
国際連合の機関「UN WOMAN」が運営するキャンペーン「He for She」。
お題はシンガポール国内で男女平等の意識を促進すること。
ただ、KPIは明確に決められていた。最優先は2つ。
UN WOMAN内の署名に登録させること。
そして男女平等に貢献した人を表彰するAwardのノミネートを増やすこと。
日本の企画(ブロンズ):
「True Marriage Pledge」
インサイトは、「女性の幸せを一番強く考えるのは結婚をする時だ」。
結婚をした時、Facebookに「結婚しました」とライフイベント投稿をする男性に対して、
「永遠の愛と平等を誓うか。誓うのであれば署名をして宣言してほしい」というポップアップを表示。
署名をするとHe for Sheのロゴをモチーフにした指輪が届くというアイデア。
ゴールドを獲得した国:
オーストラリア
ゴールドの企画:
「男性同士で一番フラットに世間話ができる場所はソーシャルゲームの中だ」
というインサイト。
人気ゲーム内に男女問題を問いかけるサクラ的な人を数人送り込む。
その人たちとのチャットを通して男女平等について考えてもらうきっかけを作り、
署名を促すというアイデア。
振り返り:
ゴールドはインサイトが他と被らない新しい切り口だったので強いなと思った。
日本代表選考を含めて、ヤングコンペはアイデアの良し悪しだけでなく、
勝つための戦略が必要だなと感じた。特に本戦はクライアントがいて、
審査員もエージェンシー以外の人もいる。その辺りをどう意識するか。