日本プロモーショナル・マーケティング(JPM)協会は17日、優れたPOP広告を顕彰する「JPM POPクリエイティブ・アワード」の各賞を発表した。最高賞の経済産業大臣賞には、子ども向け自転車のPOP広告「BAN WOOD BALANCE BIKE 展示台」(広告主:THE TOP LAND/出品会社: レッグス)が選ばれた。
段ボール製の展示台で、ブランドの世界観と子ども向けの優しさを素材や色、写真で表現した。初めて自転車に乗る楽しさをシンプルなメッセージで表している。審査員からは「メッセージが“FIRST GO!”のみとシンプルなことで、かえってインパクトをもって伝わる」「子どもの素直な気持ちが感じられる」「好感を持てるPOP広告」といった声が上がった。
審査員特別賞には、花王グループカスタマーマーケティングの「トライアル&トラベル売場演出ツール」(出品会社: 美工)が受賞した。シャンプーや石けん、入浴剤など、旅行用の小さいサイズの商品をまとめたもので、花王以外のメーカーの商品も並べていることが特徴。消費者視点による試みが評価された。
新設の特別賞「買い場イノベーション賞」には、立体的な面に映像を流してアイキャッチ性を高めた、キンコーズ・ジャパンの「回転プロジェクション什器」が受賞した。
今年度は、「POPパッケージ」「スゴ技」「プロモーション・スペースデザイン」の3部門が新設され、全25部門に。うち21部門で金賞が選ばれた。出品点数は660点(前年は632点)と増加した。
「POPクリエイティブ・アワード」出品全作品と「JPMプランニング・ソリューション・アワード」(7月に発表済み)の作品は、東京・浅草の東京都立産業貿易センター台東館で開催中の「日本プロモーショナル・マーケティング協会展2018」で展示している。開催は19日16時まで。