2日間限定公開の特設サイトで17万PVを記録
11月12日、日本新聞協会広告委員会は、「#にほんをつなげ 74」と題したキャンペーンの効果測定結果を発表した。今回の新聞広告の波及効果の実証実験は電通の協力を得て実施された。
本キャンペーンは「新聞広告の日」統一キャンペーンとして、モデルの Kōki,さんが起用された全面広告が10月15日付の全国74紙上で一斉掲載されたことから始まったもの(関連記事はこちら)。新聞広告は暗号となっており、SNSや特設サイトで74種類すべてを組み合わせるとメッセージが浮かび上がるという仕掛けが話題となった。
新聞広告掲載日から2日間限定公開された特設サイトでは、13万3343ユーザー、17万3852ページビューを記録。流入元はSNSからが最も多く32.7%。ユーザーの利用機器は、モバイル(74.5%)がPC(21.3%)に比べて3倍以上高い結果となった。
掲載当日のTwitterへの関連投稿数は7391件。9日間で合計11787件に上った。投稿内容は「新しい試みで面白い」といったポジティブな反応が 46%。ニュートラルな反応が33%だった。解析にはTwitter全量データ取得ツールのSysomosが使用された。
またWeb上での拡散のほかテレビ(東京キー局)にも、掲載当日から2日間で計7番組に取り上げられた。日本新聞協会の金山達也広告委員長は「新聞広告を起点にした話題の広がりを可視化できただけでなく、新聞との接点が少ないと言われる若い人たちに新聞広告を楽しんでもらえて、うれしく思っています」とコメントしている。