新潟アートディレクターズクラブが主催するアワード「NADC」の2018年度の結果が発表になっている。今年グランプリを受賞したのは、新潟県三条市でガーデニング・造園業を営む「帝樹園 庭正」のロゴ。アートディレクションは、新潟市のデザイン会社フレームの阿部光一朗さんが手がけた。
準グランプリは3点選出。1点目は新潟交通のバスのPRグッズで、手がけたのは新潟県上古町のデザイン会社アレコレの迫一成さん。
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2点目の準グランプリには、大阪の住吉大社参道に位置する和菓子店「十五や」のロゴが選ばれた。大きな丸のモチーフは、月やお餅、臼、お皿などのイメージを表し、赤いラインは鳥居を示している。フレームの石川竜太さんがアートディレクションを手がけた。
3点目の準グランプリは、燕三条地域の工場や職人、クリエイターが出店者となって、工場に眠っていたサンプル品や使わなくなった道具、廃材を利用したアップサイクル品などを販売するイベント「工場蚤の市2018」の会場演出。アレコレ自社運営の店舗「ヒッコリースリートラベラーズ」の空間デザインなどを担当する小出真吾さんが担当した。
そのほか、新潟ADC賞6点ほか各賞、部門賞が決定した。一覧は以下の通り。
《新潟ADC賞》
・こめへん AD:石川竜太
・越後亀紺屋藤岡染工場270th AD:石川竜太
・km-0 niigata lab AD:白井剛暁
・紙と印刷ラボ展ポスター AD:角田正之
・こどもハウス劇場 AD:池田光宏
・自望自棄 私がこうなった88の理由 AD:吉川賢一郎
《伊藤 弘賞》
・池田光宏展「きっとそれも誰かの仕業」 AD:池田光宏
《鈴木 直之賞》
・アラウンドリー ポスター AD:渡辺 奈美子
《菊池 敦己賞》
・雑貨店の戌年のお年始袋 AD:迫 一成
《白本 由佳賞》
・北越銀行 通帳・キャッシュカード AD:白井剛暁
《太刀川 英輔賞》
・LAND. AD:白井剛暁
《金のたまご賞》
・DOOAブランドサイト AD:渡邊一英
《新潟市特別賞》
・km-0 niigata lab AD:白井剛暁
《新潟デザイン専門学校 学校長賞》
・こどもハウス劇場 AD:池田光宏
《長岡造形大学 学長賞》
・雪ニモ負ケズ 揺レニモ負ケズ AD:巻淵章郎
《新潟市美術館長賞》
・越後亀紺屋藤岡染工場270th AD:石川竜太
《GOOD JOB 2018》
・C:新潟交通のバスのPRグッズ AD:迫 一成
《部門賞》
A:ポスター JAGDA in NIIGATA AD:山下洋平
B:新聞広告・雑誌 cheer up niigata AD:曽我博行
C:ジェネラルグラフィックス 新潟交通のバスのPRグッズ AD:迫 一成
D:ブック・エディトリアル LAND. AD:白井剛暁
E:CI・シンボル・ロゴ・キャラクター JAGDA in NIIGATA AD:山下洋平
F:パッケージ 左うちわ AD:石川竜太
G:WEB・インタラクティブ 下村工業 包丁からひろがるものづくり AD:吉田和史
H:TVCM・映像・モーショーングラフィック JAGDA in NIIGATA AD:山下洋平
I:環境・空間・サイン・ディスプレイ YUKIDARUMA AD:角田正之