草彅剛さんとコラボして「この人は只者ではない」と思った(ゲスト:ヒカキン)【後編】

ヒカキン、「ステマ」を語る

ヒカキン:それが、最近も何かで聞かれたんですけど、めっちゃつまらない返しなんですけど、あまりないんですよね。

中村:当たると。さっきもおっしゃってましたもんね。

ヒカキン:自分のファンだから、というところなんですけど、人のもの考えろと言われると、スパーンと外れるかもしれないですけど、あまりここ最近ではなくて。具体的にこれというのはないですけど、お仕事っぽいねーというサムネイル画像だと心配だなというときはありますね。

一同:あー!

ヒカキン:明らかに綺麗なスタジオで何かしてると、「これは仕事っぽいな」と思われて、その時点でクリックされないことはあるかもしれないです。

中村:そうそう、だからインスタグラムの広告も、初めはインスタグラムのストーリーズでCMと同じカットをCMっぽく出してたんですけど、全然伸びなくて。そうじゃなくて、インスタグラマーがちょっと手に取ってみたよ、と普通に生で撮って上げてるっぽいものにしないと、数字が出ないんです。

ヒカキン:最近、僕がテレビを見ていて、YouTubeと似ていると思ったことがあって。たまにスタジオで、「何これ、CM?」というのがありません? バラエティのスタジオで、突然歯磨きのCMがはじまったり。

澤本:あ、生コマね。

ヒカキン:バンとCMがはじまると、あ、CMだとなるけど、あれは自然と見ちゃっているというので、ちょっと似てるかもと思いました。

澤本:確かに生コマって昔からありますけど、最近、見直してますよね。やっぱりシームレスになるから。

ヒカキン:生コマっていうんですね。初めて知りました。

中村:生コマーシャル。ヒカキンさんはいつでもできるわけですよね。歯が、歯が…シュミテクト!といきなりやりだしたら、シュミテクトめっちゃ売れるかもしれないですよね。

ヒカキン:勝手にやるぶんにはいいんですけど、お金もらっちゃってるとステマになってしまうので。

中村:そこはユーザーにはわからないからね。

ヒカキン:でもステマは本当に詐欺のような扱いを受けるので、僕はやってないですし、UUUMではそこは徹底してやらないようにしています。あと同業だと、むむむと思っちゃうんですよね。これはステマっぽいなというのはまぁまぁわかるので、そういうのは正直にしていかないとバレちゃうよって。

中村:いやぁ空気読みの世界ですね、かなり。

権八:やっぱりちょっと微妙にディスり方が緩かったり、そういう感じなんですか?

ヒカキン:ステマだったら基本、ディスらないですね。露骨に良いところを言っちゃっているなど、何となくわかるんですよね。

権八:ヒカキンさんは今後、どうなっていきたいなどはありますか?

ヒカキン:幸せだと思うんですけど、結構あらゆることをやらせていただいたなという感じは正直していて。

権八:じゃあもう引退(笑)?

ヒカキン:(笑)。でも、先をいく先輩がいないので。

権八:そう、俺もそれが気になってるの。ロールモデルがないから。

ヒカキン:芸人さんで言ったら、コンビだったのがだんだんピンっぽくなってきて、お互いに司会をされてというのがあるじゃないですか。そういうのもないし、結構体力もいる仕事なので。僕は来年4月で30歳になるんですよ。

権八:それにビックリする。まだ20代。さっきWikipediaで見て、ややショック(笑)。

ヒカキン:平成元年生まれで、平成30年で終わって、4月生まれでたまたま30歳になるときに平成が終わると。

権八:やっぱり引退(笑)?

次ページ 「2018年はユーチューバーが定着した年」へ続く

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