湖池屋は11月29日、ロングセラーブランド「スコーン」のリニューアルとブランデッドコンテンツ「私立 スコーン学園」の開校を発表した。同日に行われた記者発表では、代表取締役会長 兼 私立 スコーン学園 理事長 小池 孝氏と代表取締役社長 兼 私立 スコーン学園 学園長 佐藤 章氏のほか、「スコーン」の新たなマスコットキャラクターである「私立 スコーン学園」の生徒代表「ハラペコング」の化身として野性爆弾のくっきーが登壇した。
今回のリニューアルでは、若者に寄り添う“青春のパワースナック”としてのブランドを目指すべく、2019年にパッケージ、フレーバーなどを一新する。このフルリニューアルを記念し、2019年2月、若者に向けたブランデッドコンテンツ「私立 スコーン学園」をWeb上に開校する予定だ。キャンペーンなどの展開も予定している。
「私立 スコーン学園」では、学園の制服やジャージ、さらには“指が汚れない「指サック」”や“スコーンから離れられない「抱き枕」”など、若者のスナック離れ対策となるコンテンツを展開。指サックと抱き枕は今後プレゼントキャンペーンを実施する予定だ。
記者発表では、「ハラペコング」の化身であるお笑い芸人 野性爆弾のくっきーが登場し、生徒代表として挨拶を述べた。
また、「ハラペコング」のレトロゲーム風ムービーも放映された。
湖池屋はポテトチップスやスナック菓子を販売している。2016年8月末に発生した台風10号の被害により北海道産じゃがいもが不足した“ポテチショック”を乗り越え、プレミアム路線のポテトチップス「KOIKEYA PRIDE POTATO」や「じゃがいも心地」の発売も始まり、現在ポテトチップスの売上は好調だ。
一方、明治のカールが東日本で販売中止になるなど、若者のスナック菓子離れが懸念されている。小池会長は「ポテトチップスに関しては売上も話題も豊富な1年であったが、それ以外のスナック菓子は元気のない1年だった。今回のリニューアルはポテトチップス以外のマーケットを元気にする施策である」とコメントした。
また、佐藤社長は若者のスナック離れに対し、「20代よりも本来高くなければならない10代の購入頻度が減少傾向である。その10代に支持を得るためには、彼らの目線になることが重要だと考えた」と述べた。