なぜ「糖」は悪者に?イメージをポジティブに変換したい / BOVA2019(カンロ)

ブレーンが主催するオンライン動画のコンテスト「BOVA」は、1月23日まで作品を募集している。プロ・アマ問わず、協賛企業が出題した課題への自主制作作品を対象とする「一般公募部門」では、10月23~25日に協賛企業からのオリエンテーションを実施した。ここでは、そのダイジェストを紹介します。
今回は、キャンディを中心とする食品メーカーのカンロから「『カンロ飴』を題材に『糖』に対してポジティブになる動画」です。

カンロ
課題:「カンロ飴」を題材に「糖」に対してポジティブになる動画

「糖」への誤解を解きたい

今回、カンロがBOVAへ協賛した目的は以下の2点になります。

①「糖を摂取することに対する、ネガティブなイメージの払拭」
②「糖をキャンディから摂取することの、ベネフィットの訴求」

なぜこの2点が課題かと言うと、世の中で「糖」に対するネガティブなイメージが蔓延しているからです。

皆さんが糖に対して持っているイメージは肥満や虫歯などに集約されます。カンロの主力商品は「カンロ飴」や「健康のど飴」、「金のミルク」などのキャンディであり、キャンディの主原料は砂糖と水飴。つまり、糖質の塊です。

それだけに、こうした糖へのネガティブなイメージは当社にとっても危機的な状況だと考えています。以前行った「キャンディを食べる時に糖質量が気になりますか?」という調査の結果は、半数以上の方がキャンディの摂取を制限していたり、制限を考えているという回答でした。

また、年齢が上がるにつれて糖質を制限しようとする率が高まることに加え、20代でも約半数の方がキャンディを控えたり、今後控えようとしているという結果が出ています。

糖の価値を改めて見直してみる

糖はそれほど悪者なのでしょうか?

世界保健機関(WHO)が推奨する1日あたりの糖類摂取量を見ると、「1日に50グラム程度」となっています。日本人は平均でその約半分、27グラムほどしか摂取していません。つまり、現状で皆さんの摂取量は、まったく問題ないレベルなのです。

また、糖はカラダにとって重要な栄養素でもあります。ブドウ糖は脳のエネルギー源であり、オリゴ糖はお腹の調子を整え、キシリトールは虫歯の原因にならない糖として有名です。このように、体にとって有用な機能を持つ糖が数多く存在しています。

カンロではキャンディを「スロースイーツ」と呼んでいます。その理由は、キャンディが糖をゆっくりと吸収できる優秀な食品であるためです。場所を選ばず摂取でき、口のなかでゆっくり溶けるため、血糖値をおだやかに上げます。つまり、キャンディはカラダに優しい糖の摂取法なのです。キャンディはいろいろな形や味によって多くのバラエティを持たせることができるので、時に優れたコミュニケーションツールにもなります。

“糖から未来をつくり、世界中の人を笑顔にする。
そして、キャンディNO.1企業になる。”

これがカンロの新しいコーポレートメッセージであり、長期ビジョンです。

カンロ飴を全面リニューアル

今回、動画で題材にしていただきたいのは「カンロ飴」です。発売は1955年、「日本人独自の味わい」を目指して隠し味に醤油を使用しています。社名にまでなった重要な商品であると同時に、日本の飴の象徴的存在だと自負しています。

そのカンロ飴をこの秋、全面的にリニューアルしました。パッケージを一新し、素材のうまみを引き出す技術の発達により、調味料(アミノ酸)の無添加を実現。着色料、香料も使用しない、自然なおいしさをお楽しみいただけます。

動画の訴求ポイントとしては、あくまでカンロ飴は題材(なお、カンロ飴に関してはぜひ新しいパッケージのものを使ってください)で、先述の①②を訴求してください。

また、ターゲットは年代を限定していません。糖質量を気にしてキャンディの摂取を控えている人、控えようとしている人、また糖への誤解がある方がターゲットになります。トーン&マナーは細かく設していませんが、当社のこれまでの制作物を参考にしてください。また、カットの最後にはカンロの新しいコーポレートマークをぜひ入れてほしいと思います。

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