長崎にはたくさんの魅力的な島がある。
そのことを知ってほしいし、いつか島に来てほしい。
そんな思いから、長崎県が「しま」の認知度向上を目的に展開する「NAGASAKI BLUE ISLANDS PROJECT(長崎ブルーアイランズプロジェクト)」では、12月にドキュメンタリー動画シリーズ『もっと長崎の島々に、なる!』3篇の公開を開始した。
今回公開されたのは、同プロジェクトのクリエーティブ・プロデューサーである福山雅治さんが、五島列島、対馬、壱岐を旅する動画である。
福山さんは今年2月に、「長崎ブルーアイランズプロジェクト」のナビゲーターに就任し、第1弾WEB動画「体感、長崎の島。」を監修。その後、本プロジェクトのクリエーティブ・プロデューサーとして、出演だけでなく、企画や構成から仕上げまで制作全般に関わっている。
「テレビCMを流すような体力はありませんので、それ自体が話題になる必要があります。でも、ムービーだけ話題になるようなことはしたくありませんでした」と、同プロジェクトを企画したクリエイティブディレクター 中村直史さん(BLUEとGREEN)は話す。
「“島に行ってみたい”と思ってもらうために、島の魅力の何を伝えるべきか考えた時、いちばんのポイントは“映像では決して伝わらない五感全部で体感する魅力”だと思いました。長崎の島々には、美しい自然の景色があるけれどそれ以上に、そこで感じる潮の香りや、鳥の声や、季節ごとに変わる食の味わいや、人々が話してくれることや、そういった「全部」が折り重なって、島にしかない魅力を生み出している。その“全部”を体で感じてほしいと思いました」。
そこで第1弾の映像では、福山さんはまず自身が島の魅力を知り、体で全部感じるために「島」になった。続く第2弾では、実際に島を訪れ、島の人々とふれあい、長崎かんころ餅、五島椿、ツシマヤマネコ、原の辻一支国王都復元公園島など、食、文化、生活のすべてになりきっている。
「福山さんは長崎県出身。長崎の島々が、どのように世の中に知られて、一過性に終わらず、いかに今後につながっていけるか、島のさまざまな課題に対してどんな解決策がありうるのか、といった本質的なことを何度も話し合い、考えを深めながら、一緒にプロジェクトを進めてきました」(中村さん)。
前回に続き、今回も公開直後からSNSを中心に話題を集めている本動画シリーズ。「世の中のみなさんには“島に来てください”ではなく“島になりに来てください”と言いたいです」と、中村さんは話している。
五島列島篇
対馬篇
壱岐篇
スタッフリスト
- 企画制作:
- BLUEとGREEN+電通+電通九州長崎支社+KEY pro+電通クリエーティブX
- CD+企画+C:
- 中村直史
- C+ロゴデザイン:
- 今永政雄
- 企画:
- 鳥巣智行、堀越理沙
- Dir:
- 野村建宇
- AE:
- 高村正信、岡田健一
- 撮影(Movie):
- ARATA、 岩木大介
- 撮影(Still):
- 板橋淳一
- ST:
- 申谷弘美、二村毅
- HM:
- 新宮利彦
- Co:
- 政本洋平、栃原裕
- PR:
- KEY pro、青木慶一
- 編集(オフライン):
- 米倉晢、大塚珠恵
- CG:
- 原島良輔、 北村彰洋
- カラリスト:
- 大田徹也
- MA:
- 小林努