デジタライゼーションにより、企業はパーソナライゼーションに舵を切る — 「CES2019」現地レポート①(玉井博久氏)

パーソナライゼーションに舵を切る、パナソニックの取り組み

パーソナライズされたサービスの例としてパナソニックを紹介したいと思います。パナソニックでは、これからの取り組みとして「プラットフォーム」「パートナーシップ」「パーソナライゼーション」の3つを掲げ、なかでもパーソナライゼーションを主要な取り組みの1つに挙げていました。具体的には「Human Characteristic Sensing」、「Physical Stress Sensing」、「Emotion Sensing」に取り組み、例えばEmotion Sensingではドライバーの感情を捉えて、感情に浮き沈みがあっても安全運転ができるようにドライバーをサポートする技術などを発表しました。

またサムスンは、テレビでのiTunesやNetflixなどのコンテンツ視聴におけるパーソナライズに取り組んでいます。ユーザーのこれまでの視聴内容に応じてパーソナライズされたコンテンツを、レコメンドするというものです。

ドライバーの感情を様々な項目でリアルタイムに可視化するパナソニックの取り組み。

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