【前回コラム】「草彅剛さんとコラボして「この人は只者ではない」と思った(ゲスト:ヒカキン)【後編】」はこちら
今回の登場人物紹介
※本記事は11月1日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。
広告の仕事をやらない電通社員の澤田さん
澤本:こんばんは、CMプランナーの澤本です。
権八:こんばんは、CMプランナーの権八です。
中村:Web野郎こと中村洋基でございます。
権八:今、澤本さんがCMプランナーという肩書でいいんだろうかみたいな。
澤本:いやいや、仕事楽しいなと。
中村:映画脚本家の澤本さん。
澤本:違う違う。そういう上から目線じゃなくてね。
権八:この前、澤本さんが重たい性病で来れなかった大根監督のときに。
澤本:重たい性病じゃないから。親戚聞いてるからやめてほしいんだよね。
権八:あ、軽い性病で(笑)。違う、性病じゃないですね。熱が出て。あのとき、大根監督が映画監督と呼ばれるのはこそばゆい、言いたくないから映像クリエイターと。僕らもやってることはCMプランナーだけでもないじゃないですか。いろいろ悩ましいですよね。
中村:でもね、いきなりクリエイティブテクノロジストですと言いだすのもね。
権八:言ってる人いるよね、でもね。
澤本:クリエイターですっていう人もいるじゃん。
中村:クリエイター、神かっていうね。造物主かと。
権八:この前も言ったけど、Web野郎みたいなズルいニックネームがね。
澤本:でもCM野郎とかだともっとかっこ悪いじゃん。トラック野郎みたいで。
権八:いいじゃないですか、CM野郎。
中村:はい、そんな中ですね、今日は非常に気になる「肩書」のゲストに来ていただいています。スポーツクリエイター、そして福祉クリエイターでもある、澤田智洋さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。
澤田:よろしくお願いします。
中村:プロフィールを拝見してるんですけどすごいですね。
権八:ちょっと読んだけだと謎めいてますね。
中村:「世界ゆるスポーツ協会」代表理事と、視覚障害者アテンドロボット「NIN-NIN」のプロデューサー、義足女性のファッションショー「切断ヴィーナスショー」のプロデュースもやられていて、高知県の「高知家」コンセプターでもあり、さらに「口説き文句」研究家でもあると。わけわからないですね(笑)。
権八:口説き文句の研究家、これ一番怪しいですね。
澤本:権八も対抗できるじゃん。
権八:してないよ(笑)。対抗できないよ。
中村:いろいろ聞きたいんですけど、まずは毎回ゲストの方にお願いしている20秒自己紹介をお願いできればと思います。この「すぐおわ」は一応広告の番組ということで、ご自身の自己紹介をラジオCMの秒数20秒に合わせてやってみてくださいというコーナーがございます。では、どうぞ!
澤田:澤田智洋と言います。今、広告代理店に勤めているんですが、広告の仕事、代理業はやっていないです。代わりに、広告力を生かして社会をよくする活動をいろいろしています。スポーツ、福祉、ロボット関係など、そういう話を今日できればと思います。お願いします。
権八:素晴らしい。
中村:「広告力」って何なんだろう? 広告にそんな力ありましたっけ?
澤田:めちゃくちゃあると思います。尊い価値があると思っていて。
澤本:聞いていい? 僕が自信を持つために(笑)。
澤田:まず広告代理店という存在自体が僕は好きで、定義があいまいじゃないですか。そこに勤めている人達も、澤本さんは映画つくられていたり、社員でありながら活動領域があいまいなのがいいなと。そういうあいまいな存在、「遊び」の余地がある企業って、あまり日本にないじゃないですか。そういう意味で、まず貴重です。
あと、僕は広告代理店が「日本の縮図」だと思っていて、行政、企業、メディア、いろいろな繋がりがあるから、「プチ日本」だと思ってるんですけど、そうすると客観的に日本のことがわかるし、日々入ってくる情報を編集するチャンス、社会編集をフラットに行えるすごい立場と思っていて。と考えていくと、貴重だなと。
澤本:そう言われるとチャンスを無駄にしてる気がする(笑)。
権八:社会編集。面白いですね。
中村:今回、澤田さんは澤本さんのご紹介なんですけど、どこで知り合ったんですか?
澤本:僕は電通という会社にいるじゃないですか。澤田くんと直接しゃべったことはないんですけど、澤田くんが何をしているという情報はいろいろなところからいっぱい入ってくるんですよ。面白いことをやってる人がいるなと思っていて、せっかくだから呼んで、直接話を聞いてみようかなと思って。会社にいても会えないからね。
中村:会えないんですか?忙しくていないということ?さっき広告全然やってないって言ってましたからね。
澤本:なかなか会えないですね。
澤田:僕は広告の作業が苦手なんです。体内広告時計がズレていて、20代のときはCMプランナーをやってたんですけど、15秒CMが何回やっても絶対に16秒になっちゃうんです。
澤本:越すのね、ちょっと。
澤田:そうなんです。それで「1秒削って」と言われるんだけど、この会話の間を1秒削ったらダメですと。だから広告向いてないけど、広告代理店が好きなので、自分が生きる術は何かを探していたときに、広告力を生かして広告じゃないことをやればいいんだと気づいたんです。