たくさんの肩書の共通項は「ポジ変換」だった
中村:澤田さん、いろいろな職業をやっていると思ったら、すべてに弱者、マイノリティの視点をひっくり返そうという共通項があって。めちゃくちゃ面白かったですね。澤田さん、今後のご予定は?
澤田:来年(2019年)の4月に本を出すんです。これもポジ転換の本で、タイトルは『働き方発明(仮)』です。働き方改革って企業に依存しないで自分らしさを磨いて頑張れということだと思うんですけど、大企業に何年も勤めていると「いきなりそう言われても」と難しくて。
でも、働き方改革を既に実践してるフロントランナーがいて、それが僕の中では障害のある人達なんですね。彼らは結構、就活失敗してるんですよ。100社連続で落ちている人もいますが、それはたまたま企業の狭い採用基準、枠にはまってないだけで、能力は高いんです。そうすると自分でベンチャーを起こす方が多くて、そういう人達の働き方の話を聞くと、自分起点で働き方って発明すればいいんだと勉強になるんですよ。
かつ、障害のある方はいわゆる手の届かないカリスマじゃないですよね。僕らと共通しているところもいっぱいあるので、盗めるところ、学べるところが満載なんです。それを本にしたらいいんじゃないかと思って、試しにつくってみたら、いい本になりそうで。これ読めば、働き方迷子のみなさんに光が射すという本をつくってます。
権八:素晴らしい。
澤本:「働き方改革」というと、悪いものを良くするという感じだけど、「働き方発明」というと、そこの段階を1個超えるね。そういうタイトルつけられるのはいいよね。コピーライターだな。
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