企業内でも動画制作できる時代 コンテンツマネジメントが鍵に
第1部では動画広告事業を展開するフレイ・スリーのプロデューサー前田考歩氏が基調講演を行った。前田氏は「動画をつくって終わりになってしまう企業が多い」とした上で、なぜつくるのか目的の設定が大事だと語り、動画活用のポイントを説明した。
「計測改善、エンゲージメントの獲得というそれぞれの目的を達成するために、どんな指標を立てるべきか考える。その上で制作する際は、ひとつの商材を複数の切り口で作成、ただし1本1本は1テーマで短尺、シンプルに、そして修正しやすいように、少ないカット、少ない秒数、テンプレート化したもので制作するのが成功の秘訣」と述べた。
続いて第2部ではブライトコーブの堀野勝也氏が登壇。「動画マーケティング最新事例セミナー ~動画は広告だけではない~」をテーマに講演した。2004年に米国ボストンで設立された同社は動画特化のCMSで、動画コンテンツの配信と管理をするオンラインビデオプラットフォームを提供。日本では2008年にサービスを開始している。
堀野氏は講演の中で動画の最新事情を紹介。最近の傾向として、インターナル動画とインタラクティブ動画の盛り上がりがあると話された。特に、「人材の流動化」を背景に今、社内で動画を活用することによって企業への帰属意識を促すインターナル動画に取り組む企業は増えているという。
また同社が関わった事例の中から、化粧品メーカーと外食企業の2件が紹介された。「化粧品メーカーでは社内の情報発信プラットフォームとして動画を活用。制作フローに慣れていくことで、社員一人ひとりが動画を制作・発信できるようになっている」と説明。扱う側が慣れていくことにより、社内教育として動画を使うのが当たり前になってきていると述べた。
また、とある外食企業では、従業員構成における外国人とシニアが増えている点に注目。そのため多言語に対応しやすい動画によって、接客など社内教育に利用していると紹介した。
第3部ではワコールの川勝和美氏、ブライトコーブの北庄司英雄氏がパネルディスカッションを行った。川勝氏はブライトコーブを導入した理由について、公開日の設定などの権限をワコール側で保有でき、運用面で安心できると述べた。
川勝氏は「下着は日々、身に着けているものでありながら、買い替えを意識するタイミングをつくりづらい。また口コミでも広がりづらく、継続的な企業からの情報の発信が必要と考えていた」と話し、情報発信の中で動画に着目した理由を説明した。動画の制作件数が増加する中で、コンテンツ管理の手間が多く発生し、その解決を求めてブライトコーブの導入を決めたという。
最後に動画の可能性について北庄司氏は「動画の活用は継続性が必要で、社内でもつくれる体制に投資してもらいたい。そのため、企業側もテクノロジーに対する理解と投資は大事」と述べセミナーは終了した。
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