“価値づくり”が重要な時代 マーケティング思考が必要に
日本盛は、1889年(明治22年)に兵庫県西宮市で創業した老舗の酒造メーカーで、日本酒製造が主要事業だ。
同社の商品開発室の髙野氏によると、日本酒業界はピーク時の3割程度まで需要が落ちているという。その理由について髙野氏は「業界のマーケティング努力不足が一要因であり、真摯に受け止めなければならない」と述べる。
「“モノ”をつくれば売れる時代もありましたが、今はそうした市場環境ではありません。お客さまのニーズに基づく“価値づくり”が必要とされていますし、商品のコンセプトづくりの段階から、プロモーションの要素を組み込めるマーケティング思考が必要とされています」(髙野氏)。
こうした危機感を抱く髙野氏だが、長く業界にいるとこの状況に慣れてしまい、マーケティングについて学ぶ必要性が希薄になってしまう傾向があるという。そうした背景もあり、講座受講は良い刺激や学びとなると考えていた髙野氏だったが、自分から講座や研修を探してきて受講する社員や、ひとつずつ講座を紹介してもその都度の経費の懸念から参加する社員は少なかった。
そこで、宣伝会議の『教育講座3カ月フリーパス』を利用したところ、講座を受けやすくなり、受講を希望する社員が増えたという。「受講した社員からは、学んだ内容を活用しようという声をよく聞き、意識の変化を感じます。関西のため中継講座ですが、落ち着いて聞けますし、質問も受け付けてもらえるので助かっています」。
今後の展望について、「少数で部署を運営しています。だからこそ、まずはマーケティング全般の基本スキルを習得し、幅広い視野と判断力を持ったオールラウンダーを育てる必要があります。その上で個々の特性に合った専門スキルを高めることで、組織力の向上を図りたいです」と語った。
「教育講座3カ月フリーパス」でした
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株式会社宣伝会議 教育事業部
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