広島県民のみが応募できる広告コピーのコンテスト「WAHコンペティション」の結果が発表された。主催は広島県在住のコピーライターらによる活動「WORD AD HIROSHIMA(WAH)」で、グランプリには県内のデザイン専門学校に通う惣明ひなさんの「おかえり。元気なんね?」が選出された。惣明ひなさんは審査員賞とのW受賞となった。
本コンテストでは毎年、県の施設やスポーツ球団などがテーマとして出題されている。5回目を迎える今回は、広島市中央区のアーケード商店街「タカノ橋商店街」に行きたくなるコピーがテーマ。同商店街で行われた公開審査会で、全373点の中からグランプリなど各賞が決定した。応募期間は2018年11月19日までだった。
グランプリには、穴吹デザイン専門学校1年生・惣明ひなさんの「おかえり。元気なんね?」、準グランプリに冨永芙海さんの「ふらっとどうぞ、雨が止むまで」、そしてテーマを出題したクライアント選出の賞には電通西日本 広島支社のコピーライター・吉田一馬さんの「あしのばし、はねのばし。たかのばし。」がそれぞれ選ばれた。グランプリ作品は、タカノ橋商店街のPR活動に使用される予定。
今回は特別企画として、タカノ橋商店街内の5店舗を撮影した写真に合うキャッチコピーをWAH会員が考える「店舗コピー部門」も実施。全103作品の中から会員による投票で優秀作を決定し、ポスターとして各店舗に進呈した。
審査員
○広島市タカノ橋商店街振興組合 理事長/青木清英
○保護猫カフェ ネコリパブリック広島オーナー/稲葉綾子
○2018年“H”ADC(広島アートディレクターズクラブ賞)グランプリ受賞者/中山慎介
○第4回WAHコンペティション準グランプリ受賞者/後藤耕太
○WAH会員/清水清春
すべての受賞結果は以下の通り。
・グランプリ
惣明ひな「おかえり。元気なんね?」
・準グランプリ
冨永芙海「ふらっとどうぞ、雨が止むまで。」
・課題提供クライアント賞
吉田一馬「あしのばし、はねのばし。たかのばし。」
・審査員賞
青木賞
惣明ひな「案外ええよ、タカノ橋。」
稲葉賞
野田幸男「となりのレトロ。」
中山賞
後藤耕太「リピーターばっかりで、嫌になっちゃうよ。」
後藤賞
野田幸男「それでは皆様、ご昭和ください。」
清水賞
野田幸男「打たせて取るタイプの商店街。」
・一般投票賞
中村聡志「ググるより、くぐりんさい。」