頭の中で混ぜてつくったものはパクリとは言わない
眉村:そうです。お姫様までの扉がいっぱいあるから、それをぶっ壊していこうと。
権八:でもそのわりに曲調がダークでいいね。ギャップ、広がりが。イメージが凄い。かっこいいですよね。話はこんなに飛んでるのに、音楽性が。
澤本:異常に高いよね。
眉村:うれしい。
権八:何を聴いて育ったの? いろいろな音楽性が同居してるじゃないですか。
眉村:聞いて育ったといったら沖縄民謡です。でも、新曲をつくるちょっと前に刺激的な音楽を聞いたらすぐ影響されて、次の日につくるというのを繰り返してるから、育ったというよりも、最近聞いた曲のここの部分をパクった曲という。
一同:(笑)
権八:パクったって(笑)。今よくないこと言いそうな予感がしたんですよ。やっぱり言いやがった。でも、それを自分のものに血肉化してる感じがね。
眉村:何をパクったかはバレないんですよ。だから私はつくるときにオリジナルになってるからよかったと思って。
澤本:パクってるという言い方がおかしいだけであって、完全なオリジナルを急につくれる人はいなくて、自分の頭の中にいろいろあるものの影響を受けて、それを自分なりに混ぜてつくってるんだからいいんですよ。それを的確にパクったと言ってるからそう聞こえるだけで、用語だけの問題だと思いますよ。
眉村:そうですよね。あれですよね。オー、オー、オーマジュ、オマージュ。
中村:言えた(笑)。
権八:また変なこというかと思っちゃった。オマージュ。
眉村:「オマージュって言いなさい」と言われました。
権八:トイズファクトリーの人に。
澤本:フェスは出ないの?
眉村:今年出ますよ。2月のBAYCAMPと5月のVIVA LA ROCKに出ます。
澤本:これからまた増えるだろうね。
中村:あと何と言っても「即興生演奏をやってくれ」というのが、特にテレビだとわかりやすく多くなるんじゃないですかね。レパートリーは増やしてるんですか?
眉村:「即興ソングやってください」と言われたら、えーっていう雰囲気は出して、「即興ソングなんですか~、私もっと他にいいところありますよー」って、うまくかわしながらやってます。
中村:一発芸芸人のようにはならないぞと。
澤本:前に「学祭に行きたい」と言ってたじゃない?
眉村:そう。澤本さんにごはんに連れていっていただいたんですよ。それで学祭に出たいと話したら、じゃあツイッターに書いちゃえばと言ってくれて、酔っぱらった勢いで私がツイートして。そしたら、その日に出ませんかとメールいただいて。
中村:澤本さんに言えば何でも叶うから。
権八:夢を叶える男ですよ。
澤本:そんな神様や地蔵のように言わないで。
権八:でも言われた通りやってみるものだね。
眉村:やっぱり言葉にしたらいいなと思いました。
澤本:いいこと言うね。学祭は出てみてどうでした?