※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
“モテクリエイター”とは…
菅本さんは、2011年にHKT48の第1期生としてデビューするも、わずか1年で同グループを卒業。現在は、実業家、モテクリエイター、モテインフルエンサー、SNSアドバイザーなど多岐にわたって活躍しています。
現在24歳の菅本さんは、ハヤカワさんの1歳年上。ハヤカワさんは、世代の近い菅本さんの活躍を見て、いつも刺激を受けていたとか。
いまや、SNSの総フォロワー数は150万人を超える菅本さんですが、順風満帆な生活を送ってきたわけではないと言います。
HKT48を卒業後、“東京に行きたい”という思いから上京し、料理の専門学校に進んだそうです。当時はTwitterのフォロワーが約3万人いたこともあり、「元HKT48という肩書きで、仕事も“何とかなるっしょ!”っていう発想だった(笑)」と振り返ります。
ところが、「100人くらい集まるだろう」と目論んで開催したイベントの来場客は、わずか3人。会場に来てくれたファンに“なぜ自分のことを応援してくれているのか”を尋ねてみても、皆、言葉を詰まらせてしまったようです。
そんな状況に、「プライドが折れた。そこで、初めてマズいと気付いた」と菅本さん。「個人で活動していくには、ファンの人が“応援したい!”と思えるような夢や目標を明確にしなければ」と気持ちに変化が生じ、「自分が好きなもの、ワクワクするものを考え直すきっかけになった」と明かします。
モテクリエイターの仕事について、菅本さんは「女の子の“モテたい”という気持ちを全面的に肯定してあげること。人に好かれたいという気持ちは、男女問わず誰しもが持っているもの」だと言います。
ところが、中高生の女子はそうした気持ちを素直に表に出すことができず、そんな自分を“変えたい”と思っている子が数多くいるとか。菅本さんは、そんな女子のために、異性から好かれるためのメイクやファッション、“モテ”要素を発信していきたいと思ったと明かします。
2016年にInstagramを開設した菅本さんは、モテ情報の発信を始めます。すると、すぐさまコアなファンの熱量の高さを感じることができたとか。インスタ開設から5カ月後、170人規模のイベントを開催したところチケットは即完売。「これはいけると確信し、会社を設立しました」と当時を振り返ります。
また、情報を発信するうちに、ファンには“コアなファン”と“ライトなファン”がいることに気付いたとか。
そこで、無料ライブ配信&視聴サービス「SHOWROOM」ではコアなファンに向けて長時間の生配信を行い、一方「YouTube」では、学生向けのメイク術など、ライトユーザー向けのコンテンツを発信したそうです。まずは、自身の発信する情報のファンになってもらい、「そこから先に、コアなファンにとって居心地の良い空間を用意しました。また、ファンが増えるにつれて、いろんなエッセンス(コンテンツ)も少しずつ増えてきました」と語ります。
また、菅本さんは「“モテたい”という気持ちは、社会人にとって大事」だと言います。相手の気持ちを考えて、どう自分を表現していくかを考えることは、仕事と通ずる部分があるとのこと。
これに対して、「マーケティング用語で言うインサイト(物事を見抜く力)みたいなものかな。相手の本心は、何を思っているのか。それに対して心地良い手段を提供するような」とハヤカワさんは分析します。
生配信者は、絶対に重宝される
現在、そして今後を見据え、菅本さんが最も力を入れているのは、生配信者の「育成」。
今後、スマートフォンが5G(第5世代移動通信システム)になると「生配信者は絶対に重宝される」と力説。「一番距離が近くて時間も距離も共有できて、ファンに夢の熱を語りやすい」と言う生配信に、大きな可能性を抱いているようです。
菅本さんの語る展望に、ハヤカワさんは「5G時代が到来すると情報伝達の量や速度が変わっていく。それを見据えて、今後の自分の行く先、自分のなりたい姿を妄想していきたい」と力強く語りました。
次回4月20日(土)の放送も、引き続き菅本さんをゲストに迎え、お届けします。お楽しみに!
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<番組概要>
番組名:マスメディアン 妄想の泉
放送日時:毎週土曜 24:30~25:00
パーソナリティ:ハヤカワ五味
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/mousou/
番組Twitter:@mousou_tfm
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