スマホの平均利用期間は「3年以上」が最多
5月16日、NTTドコモ(以下、ドコモ)は都内で「2019夏 新サービス・新商品発表会」を開いた。イベントには同社 代表取締役社長の吉澤和弘氏が登壇し、2020年代の成長に向けた同社の取り組みについて説明があったほか、テレビCM「星プロ」シリーズに出演している俳優の星野源さんと新田真剣佑さんが新作スマートフォンの体験と紹介を行った。
今回発表されたのは、新商品と新たな購入プログラム、そして新サービスおよび決済領域の新たな取り組みだ。
前者については、今夏発売されるスマートフォンの新製品13点が紹介されるとともに、料金体制においては「36回払い」、そして新料金プログラム「スマホおかえしプログラム」の導入を発表した。
ドコモは2019年6月から、端末と料金が分離した新しい料金プランを導入することをすでに発表しているが、今回、吉澤社長はスマートフォンにおける機種変更までの平均利用期間として、「3年以上」が43%で最も多いというデータ※を提示。こうした実態に合わせて「36回払い」を新たに導入するほか、2年から3年の間に機種変更する利用者もお得になる端末購入プログラム「スマホおかえしプログラム」を6月から展開すると説明した。
同プログラムは、ハイスペックモデルを対象として36回分割支払いで端末購入することで加入ができ、ドコモの定める条件に基づいて端末をドコモに返却することで、最大12カ月分の支払いが不要になるというサービスだ。
※2018年度にスマートフォンへ取替したお客様の取替前端末平均利用期間(ドコモ調べ)
パートナー企業との価値協創「+d」による新サービスとしては、定期便でミールキットメニューを宅配する「dミールキット powered by Oisix」、生活習慣支援サービス「FACE LOG」を発表。前者については、時短したいが手抜きと思われたくない、という現代の子育て世代のニーズを狙ったものだ。
決済領域では、6月から順次提供されるスマホ決済サービス「d払い」の機能拡充について説明された。これまでの機能に加え、d払い加盟店がスマートフォン上で提供する様々なサービスを、「ミニアプリ」としてd払いアプリ上でシームレスに使える新機能などが発表された。