将来の夢は、学校をつくる?
沼田:偶然出会った子どもたちです。そういうの本当に面白いですよ。子どもたちが考えてることは勉強になります。
中村:ぶっちゃけ先生はどのぐらい誘導してるんですか? 問題提起から。
沼田:誘導というか、僕がそれを掘ってます。どうなの、どういうこと? と。僕がよくいうのは、「どういうこと?」「なんで?」「え?」「どうして?」「理由は?」です。
権八:考えさせるんだ。
中村:面白い。ホワイですね。
沼田:そうそう。今、1年生だからなかなかそれが通用しないです。まだ繋がる思考力は発達段階的に難しいところがあるけど、最近ちょっとずつ出てきたかなという感じがします。1年生にしては彼らも超がんばってますよ。世界一の1年生じゃないですか。
権八:ぬまっち先生に触れた子どもたちは意識も変わってるし、凄いことですよね。やっぱり一番影響力があることは教育じゃないですか。世の中を変えたい、こうしたいという大きな野望、夢は?
沼田:それがないんですよ。教育界を変えたい、システムを変えたいはないんですけど、僕は基本的には僕と僕の前の子どもたちがよりうまくやっていけたらいいなと。それが学校などにちょっとずつ広がればいいなぐらいで。日本全体を変えようなどとはあまり思ってないので。
中村:人の親からすると、やっぱり学校をつくってほしいですよ。世田谷小学校入れないもん。最近はスタディサプリのようなサテライト授業が進んでるじゃないですか。だからもっと多くの子どもたち、先生を目指す人たちがぬまっち先生の授業を受けられるようにしてくださいよと。僕が言うのもおかしいけど(笑)。
沼田:学校は夢のような話ですけど、つくったら面白いだろうなとは思いますね。規模が大きくならない程度で。600人ぐらいの学校でできることやってみるというのはいいですね。
権八:生徒たちを実際に見たことないけど、目に浮かぶじゃない。イキイキして主体的にやってる子どもたちの様、まわりの親たちもみんな幸せそうだろうなと。
沼田:親御さんたちが協力してくれるのがありがたいですよね。こっちでやってることを理解して、ヘルプもしてくれるので。
中村:はい、というわけで名残惜しいですがそろそろ終わりのお時間です。ぬまっち先生の今後のご予定など。まずは最新刊『家でできる「自信が持てる子」の育て方』、これをぜひアマゾンなどでチェキラしてみてください。
沼田:あと夏ぐらいにビジネス本を出します。
中村:ついに大人の領域へ!?
沼田:2冊目ですけどね。1冊目の『「やる気」を引き出す黄金ルール』は今までやってきたメソッドの大人向けです。
今回はちょっと違って、人間が楽しくやっていくにはどうしたらいいか。軸を未来、過去、現在、どこに置くのか。やりたいことあります? と聞いたときに、今に軸がある人は特にないんですよね。やりたいなら今やってるから。承認欲求ってあるけど、そもそもあんなものは満たされないんだからという話を書いてたり。みんなが楽しくやっていくためにどうしたらいいんだろう、というテーマで小学校から学んだことを書いております。
<END>