今回は小学館集英社プロダクションから「この春新しくスタートした『小学館の通信教育 まなびwith』を知って、試してみたくなる企画」という課題のオリエンテーションです。(課題詳細ページはこちら)
指導要領の改訂を見すえた新サービス
今回の課題である「まなびwith」は2019年4月にスタートした小学館の新しい通信教育です。
来年2020年には指導要領が改訂され、これまでの教科書学習の知識だけではなく、「自ら考え、表現する力」が求められる時代になります。そのため、基礎学力に加えて、思考力を身につける教材を提供しようと考え、ブランドリニューアルを実施しました。
それでは、「まなびwith」の概要をご説明します。対象は、年少(3歳)~小学校6年生までの子どもです。世界中どこでも受講できますが、基本的には国内が中心です。
特徴は、「思考力を身につける問題構成」 、いわゆる教科書準拠型ではない「教科書プラスαの力を身につけるオリジナルカリキュラム」「小学館グループならではの楽しく学ぶ仕掛けが満載」の3点です。学べるレベルは高めの内容を設定していますが、いかに楽しく学べるかに重きを置いています。
そして、(プロモーション)ターゲットは、年少(3歳)~小学生6年生のお子さまを持つ“母親”です。もう少しくわしく述べると、教育熱心、有職主婦、世帯年収700万円以上で、「小・中学校受験を明確に考えているわけではないが、学ぶための基礎を作っておきたい」などと考えている母親がターゲットになります 。
「楽しく学べる」ことがポイント
次に、各コースについてご説明します。幼児コースは主に「ことば・もじ」「かず・かたち」「たいけん」「ちえ」の4ジャンルを学ぶことで、思考力を伸ばしながら、入学準備を行います。また、小学館の「図鑑 NEO」 を使用する、いわゆる“調べ学習”で自発的な学習を促します 。そして、ステップ学習(徐々にレベルアップする学習)とスパイラル学習(繰り返す学習)で4ジャンルをしっかり学びます。
小学生コースの特徴は3つあります。ひとつめは、基礎(教科書の内容)+応用問題で教科書プラスαの力が身につくことです。ふたつめは、通信教育業界初の「思考の達人ツール」を体系化して導入しています。「思考の達人ツール」というのは、思考力や表現力を育てるための特殊な図のことです。 3つめは、教材と連動した謎解きで楽しく学習をする「ナゾトキ学習」をきっかけに、楽しみながら学べる仕組みになっていることです。
通信教育は、お子さまがやらずに溜めてしまい、結果やめてしまうという特徴がありますので、いかにお子さまに楽しく学んでもらうかを追求しています。
まずは認知度を高め、その次に試してもらう
次に、現在の課題についてご説明します。ある程度の予測はしておりましたが、新ブランドのローンチということで知名度が大幅に下がっています。ローンチ時にはプロモーションはテレビ CM を主要7都市で実施しました。また、テレビ CM 以外のプロモーションとしては、 オンライン広告や雑誌など紙媒体、交通広告など展開できる媒体は、ほぼ全てで実施をしました。
教育商材の入会者の約7割は他社と比較した上で入会を決定します。また、自分のための商品ではなく、お子さまのため商品ですので、慎重に検討を重ねる傾向が強いです。
現状、当社は「まずは試していただくこと」が最も達成したい目標です。そして、認知度が低いため「試す」という段階にも到達していないのが現実です。販促コンペでは「ターゲットに認知して試してもらえるような斬新なアイデア」をお待ちしております。