「持続可能な開発目標(SDGs:エスディージーズ)」は、世界が抱えるさまざまな問題を2030年までに解決することを目指して作成された世界共通の目標。このイベントは、2030年に大人になる子どもたちが世界の社会課題について学び、それらを解決するためのアイデアを出し合うというもの。
子どもたちは「今困っている(取り残されている)人」というお題に対して、レゴブロックで作品を制作。チーム内で作品を発表し合い、それらがSDGsのどの目標に当てはまるかを話し合った。さらに、その課題をどうすれば解決できるか議論。リソースカードと呼ばれる「学校」「ロボット」などのキーワードが書かれたカードをヒントに、解決策を出し合った。
子どもたちと一緒にアイデアを出し合ったスペシャルサポーターの鈴木福さんは、「影響力を持った人に世界の問題について発信してもらう」というアイデアとして「テレビに出る人間として貢献していきたい」とコメント。こども国連環境会議推進委員会事務局長で、本イベントを進行した井澤友郭さんは、今回のワークを通じて「自分と世界が繋がっていること」「誰も取り残されない世界」を感じてほしいとメッセージを送った。
このイベントの記録は、グラフィッカーの奥野美里(同志社大学大学院)さんによってグラフィックレコーディングにまとめられ、6月28日から開催されるG20大阪サミットで掲出される予定。
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