意外となくても何とかなる「段取り」
そんな時は思い切って「段取り」を捨ててしまいましょう。
これまでのやり方にこだわらず、極力シンプルでストレートなアプローチを試してみるのです。
誰かに仕事やヒアリングをお願いするのであれば、フェイスブックやツイッターなどでつながって直接メッセンジャーでお願いしてみましょう。
「この件をお願いしたいのですが」「了解です」といったテンポの会話でのやりとりは、人を介したり、メールでお願いするのとは違うスピード感があるのと、相手にとっても時間や手間が省けて本題に時間をかけられるので好都合なのです。
何より、お互い形式的な「段取り」を省くことでストレスが少なくなるのがいい点です。
また、メッセンジャーなどでのやりとりを重ねると自然と距離も近くなり、実際に会った時に親密感が出るのも面白いところです。
実際に僕も映像クリエイターの方にインタビューのお願いをする際に、ものすごく忙しい相手だったのですが、逆に秘書の方や部下の方を通さずに直接メッセンジャーで依頼をしたところ、すぐに快諾いただきすごいスピードでインタビューが実現したことがあります。
もちろん、さまざまな作業の優先順位付けという意味での「段取り」は重要であり、それは明確にしなければいけないのですが、形骸化したやりとりのプロトコルなどは一度疑ってみるべきだと思います。
何よりも、いろんな段取りを考えすぎてしまい手も足も動かせていない状況が一番マズイので、まずはシンプルなアクションを起こすことに集中して実行しましょう。
捨てる格言
段取りより、まずはアクション
(次回の更新は6月28日予定)
書籍案内
『アイデアは捨てるとうまくいく』(好評発売中)
著者:堀宏史
イラスト:ヤギワタル
価格:1,600円+税
体裁:四六判/212ページ