※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
“ツイ禁”でデトックス…!?
まずは、“暇な時間”とスマートフォン(以下、スマホ)の関連性についてトークを交わします。
ある統計によると、10~20代は1日に平均約4時間スマホを触っているそうですが、佐藤さんはその倍以上! 1日のうち約10時間、何かしらでスマホを触るほど、欠かせないものになっているそうです。
仕事においても、パソコンではほとんど作業せず、「できるだけスマホで完結するようにしている」と佐藤さん。仕事以外では、「息をするくらいの感じでTwitterをしている」と言います。
パーソナリティのハヤカワさんは、これまでは、佐藤さんと同様にTwitterにかなりの時間を割いていたそうですが、現在はTwitterへの投稿を禁止(抑制・自粛)する “ツイ禁”をしているとか。
その理由について、ハヤカワさんは6月20日(木)に、生理用品のセレクトショップ「illuminate(イルミネート)」を始動したばかりで、「女性の課題や問題ごとは、二項対立になって揉めやすい。別に、闘ったり議論したりしたいわけではないけど、(議論に対し)“返さなきゃ”と思ってしまって。けっこう疲れてしまった」と打ち明けます。
“ツイ禁”直後は、「ざわざわした(笑)」とも。これまでTwitterに費やしていた時間を、クリエイターと読者をつなぐサービス「note(ノート)」に充てているそうで、ひとたび距離を置いてからは「けっこう楽になりました。イライラすることが減って(心に)余裕がでてきた」と語ります。
佐藤さんは、“ツイ禁”したハヤカワさんのように、SNSから距離を置く“デジタルデトックス”を実践している人を見かける機会が増えたと言います。「その人たちから“いかに自分が無駄な時間を過ごしていたか”“その時間を別のことに振り向けることで、生活がすごく良くなったか”など、高尚な話をよく聞く」と言います。
“エンジェル投資家”を続ける理由
佐藤さんは2010年頃から、創業間もないスタートアップ企業や起業家に出資する“エンジェル投資家”としても活動しています。現在、投資している会社はおよそ100社。
ハヤカワさんも「エンジェル投資家になりたい! 若い女性の起業家が増えたら面白いし、まずは自分が(エンジェル投資を)やってみたい」という思いがあるとか。佐藤さんは、エンジェル投資を続ける理由について「一番は儲かる・儲からないよりも、エンターテインメントとしての完成度がとても高い」と説明します。
さらには「“事業を立ち上げて運営すること”って、すごく質の高いエンターテインメントですよね。新しい価値や文化が広まっていく側面もそうだし、人間ドラマとしても、いろいろなことが起こる。起業家は命を燃やして事業に取り組んでいる。それを一番の特等席で観たり、関わらせてもらえるのは、とんでもないプラチナチケットですよ」と熱く語ります。
佐藤さんが非常勤監査役をつとめる、AI開発に取り組む上場企業「PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)」もその1つだと言い、画像認識技術や音声認識技術は日々向上しているとか。
「今は、10分くらいの動画を生成するのに数時間かかっているけど、割とすぐに数分、数秒でできるようになる時代がくる」と推測。そして、「(AIなど高度な合成技術を用いてつくられる、本物と見分けがつかないようなフェイク動画のように)本当のことと、本当ではないことの境目がなくなってくる。それを見分けるためのコストが高くなってしまい、本当かどうかはどうでも良くなってくる」とも。
やがて、人々はその音声や映像が真実か否かを気にしなくなり、「ファンタジーのなかを生きるみたいな世界が現実になるかも。その人が“実在する”“しない”ではなく、バーチャルなキャラクターも生身の人間も並列で取り扱うような時代がくるかもしれない」と妄想をめぐらせる佐藤さんでした。
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<番組概要>
番組名:マスメディアン 妄想の泉
放送日時:毎週土曜 24:30~25:00
パーソナリティ:ハヤカワ五味
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/mousou/
番組Twitter: @mousou_tfm
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