座る位置でコミュニケーションは変わる
講座を聞くときは、一番前のできるだけ真ん中の席に座りました 。他の参加者が自分の視界に入らなくなるため、講師と自分の対話だと思い込みやすくなり、 英語でも質問が怖くなくなるので活発に議論に参加しやすくなりました。
夜飲みに行くときは、必ず大きなテーブルの真ん中の席に座りました。テーブルの端に座ると、話についていけなくなったときに、そのまま置いていかれる可能性があります。 真ん中に座ると、物理的に会話の中心にいることもでき、会話がテーブルで分裂したときには話題を自分で選ぶことができます。
「やばい、何の話をしてるか分からない・・・。」でもそれは、よく聞くと英語が分からないのではなく、話題が分からない時でした。たとえば、海外では有名な番組や俳優、そしてクリエーティブディレクターの話など。そういうときは、そのトピックス自体を聞くか、自分から話題を提供して変えました(笑)。
アビリティよりメンタリティ
このような地道な工夫を続けたことで、僕はアカデミーを誰よりもめいっぱい楽しむことが出来た自信があります。そしてかけがえのない友達が世界に24人もできました。
今回大きく実感したのは、コミュニケーションは、自分の能力以上に意識で大きく変わるということでした。意識で、行動は変わります。
ヤングライオンズクリエーティブアカデミー、日本人で初めての参加者と聞いたときはビックリしました。こんな有意義なプログラムに誰も参加したことがないなんてモッタイナイ!来年もう一回、僕が参加したいくらいです。(残念ながら、この7月で31歳になるのでそれは叶いません。)
英語でコミュニケーションが取れるレベルの英語力は最低限必要にはなりますが、コンペのヤングカンヌとはまた違った学びの多いプログラムなので、U30でチャンスのある皆様は是非来年以降チャレンジしてみてください。
そして僕は世界中の同じ業界で働く、24人の友達の耳にも届くような仕事ができるように頑張ります。
最後に、プレゼントした筆ペンでメルボルンのアートディレクターMattが帰国後に自分で書いて送ってくれた言葉で締めたいと思います。
たった100円で、海外に友達ができました。
中川諒
コピーライター/PRアーキテクト
電通
1988年生まれ。幼少をエジプトとドイツで過ごす。慶應大学卒業後、インドでフォトジャーナリズムを勉強。Red Bull Japan、Wieden + Kennedy TOKYOでのアルバイトを経て、電通入社。プロモーション局、営業局を経て、転局試験でクリエーティブ局へ。PR視点で企画制作を行う。2年連続でPR若手日本代表に選出。
TCC新人賞 2018、CCN賞 2018、ヤングスパイクス2018 PR部門日本代表/本戦金賞、ヤングカンヌ2017 PR部門日本代表、PRアワードグランプリ、グッドデザイン賞、スパイクスアジア銀・銅、アドフェスト銀、NYC ADC銅、One Show入賞など受賞。
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