木更津に小林武史プロデュースの「農・食・アート」施設 10月にオープン

KURKKU(東京・渋谷)は7月3日、都内でプレス発表会を開き、「農業」「食」「アート」の3つのコンテンツを軸とした体験型施設「KURKKU FIELDS」を千葉県木更津市にオープンすると発表した。開業日は10月5日。

(左から)環境省 総合環境政策統括官の中井徳太郎氏、KURKKU代表取締役の小林武史氏、木更津市 渡辺芳邦市長、住友林業執行役員の高橋郁郎氏。

同社は2010年、千葉県木更津市に農業生産法人「耕す」を設立し、約9万坪(30ヘクタール)の広大な農場で、有機野菜の栽培と平飼い養鶏を9年以上続けてきた。今回オープンする施設は、同農場を新たに整備したもの。施設ではレストランや物販のほか、農業体験のプログラムなども展開する。木更津市では「オーガニックなまちづくり」をコンセプトに自然と人が調和したまちづくりを推進しており、本施設のオープンにより循環型社会の先進事例を目指す。

また草間彌生らのアート作品を農場内に設置する。蛍光灯ではなく自然光を活かすなど自然と融合したつくりとする。

宿泊施設も完備しており、フリーで誰でも使用できる広々とした草原やイベントスペースも用意し、様々な人が集まる場所を目指す。

会終了後には、KURKKU FIELDSで提供予定のソーセージやパンなどのメニューが振る舞われた。

Mr.Childrenなどの音楽プロデューサーとして知られる同社社長、小林武史氏は「”自然””いのち”に毎日触れることができる場所にしたい。循環型社会の具現化に貢献できれば」と本プロジェクトへの想いを語った。

当日は木更津市の渡辺芳邦市長、場内施設の施工を担当する住友林業の高橋郁郎執行役員が登壇。また、行政として「地域循環型社会」形成を目指す環境省の総合環境政策統括官の中井徳太郎氏も登壇し、「サステナブルを実践してきた3者のコラボレーションはとても魅力的。環境省としても応援していきたい」とエールを送った。

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