午後の紅茶のCMオーディションの内容
澤本:あとはキリンの午後ティーのCMで、最初は『カブトムシ』でしたっけ?
権八:あれはインパクトありましたよね。
上白石:最初はCharaさんの『やさしい気持ち』。そこから『カブトムシ』、スピッツさんの『楓』、最後がHYさんの『366日』。名曲をたくさん歌わせていただいたんですけど。
澤本:あれはもともと上白石さんが歌がうまいという前提で来たのかな?
上白石:あれはオーディションだったんです。
澤本:え、オーディションしたの!? もともと上白石萌歌に来たのではなく、オーディションで歌ってということ?
上白石:そうでした。そのときにスピッツさんの『空も飛べるはず』をアカペラで歌ってみてと言われて歌ったんですよ。まっすぐ立って、ただ歌ってくれるだけでいいからと言われて、そういうオーディションでしたね。
澤本:監督、高田雅博さんだから。
権八:名人が。
上白石:大天才の。なかなか目を合わせてくれない。
一同:(笑)
権八:シャイなんですよ。
澤本:上白石さんだけじゃなくて僕らにも合わせてくれない(笑)。
権八:あれは堂々たる歌いっぷりで。いつも曲は「今回はこれを歌ってください」という感じで言われるんですか?
上白石:そうです。
澤本:実際に駅に行ったの?
上白石:行きました。全部、熊本県の南阿蘇という場所で撮っていて。
澤本:オールロケなんだ。川もそうなんだ?
上白石:そうです。白川水源というところに行って。
澤本:あれ、いいよね。
権八:萌歌ちゃんは肩書としては、歌手、女優、モデル? 何でもやるね。
上白石:何だろう。歌手として活動しているわけではないですね。作品の中で歌ったり、カバーをさせていただいたりはしてるんですけど、正式にCDデビューはしていないので。
中村:あ、そうか。「はなかっぱ」は?
上白石:「はなかっぱ」はCD出してるか。それはCDデビューと言いますか?
権八:ごめんなさい、こんなまっすぐな目で「言いますか?」と言われると(笑)。
中村:言えます(笑)。
権八:そうか。いわゆる歌手としてメジャーデビューしたという感覚はないものね?
上白石:そうですね、それも作品の一部のような感じがしているので。
澤本:いつか歌番組で歌ってみたいというのはあるんですか? ミュージックステーションで歌いたいなど。
上白石:いや、怖いなって。大きな舞台だなという感じがしてます。舞台やミュージカルではよく歌わせていただいてるんですけど、それとはまた別で、役で歌うわけではないので、どんな感じだろうなと思いますね。
澤本:でも本当に役者さんでもあり、歌手でもありっていうわけじゃないけど、歌うまいじゃないですか。
上白石:ありがとうございます。