アナウンサーになるつもりはなかった?
権八:しかもね、宇賀ちゃんもう飲んできてますよ(笑)。宇賀ちゃん呼ばわりしちゃいましたけど。
中村:こんな深夜ですからね。
宇賀:TOKYO FMの「SUNDAY’S POST」という番組を小山薫堂さんとやらせていただいていて、ちょうど今日収録があったんですよ。その後2時間半ぐらい空きまして、1人でごはんを食べてたんですけど、1杯ぐらいはいいかなと思って、薄めのハイボールを。
澤本:薄め(笑)。
宇賀:薄めですよ、氷たっぷりですもん。それを2杯ほど。
権八:絶対3杯いってるよね(笑)。さすがじゃないですか、うれしいですね。
中村:宇賀さんはなんとデビューがテレ朝入社当日で、報道ステーションの気象キャスターに抜擢されたと。こんなことってあるんですか?
宇賀:そうなんですよ、10年前ですね。たまたまのタイミングなんですけど、当時、河野明子さんというアナウンサーが辞めることになって、気象キャスターをされていた市川寛子さんがそこにいくことになって、たまたま空いたんです。本番2か月前、普通の大学生だったときにそれを言われて、そこから毎日会社に研修に行って、いろいろ教えてもらって準備して当日を迎えたという感じでした。
澤本:宇賀さんに前うかがったら、「もともとアナウンサーになろうとは思っていなかった」と言ってましたよ。
宇賀:小学生のときの卒業文集にはアナウンサーになりたいと書いていたんですよ。でも、なれるわけがないと思っていたので、何も準備していなかったです。アナウンサースクールにも行ったことがなかったし、普通に就職活動しようかなと思って。大学3年生の夏に、リクルートに就職が決まった先輩に「リクナビに登録しろよ」と言われてしてみたら、たまたま一番上に日テレのアナウンサー1日体験が出てきたんですよ。
タダで行けるんならと応募したら、たまたま行けて、それがすごく楽しくて。日テレの採用試験が一番早かったんですけど、最後までいって落ちたんですね。もしかしたらもうちょっとで本当にアナウンサーになれるかもしれなかったんだと思ったときに、どうしてもなりたくなって。それでテレビ朝日とTBSを受けて、という感じですね。
澤本:日テレは今、大きな損失を。
宇賀:いえいえ、そんなことないですよ。リクナビに登録してなかったらテレビ局の採用が早いことにも気づいてなかったかもしれないです。
権八:アナウンサーになるのは凄い倍率ですからね。
中村:10倍ぐらいですか?
澤本:ううん、何百倍、何千倍。
権八:そりゃそうでしょう。10倍だったら10人に1人アナウンサーになれちゃうじゃない。何千人受けて、1人、2人だから。
宇賀:でも、倍率は高くても、1回受かっちゃえばそれだけでテレビに出られちゃうという。芸能人やアスリートのように腕1本でやっている方とは違います。会社員なので。そこは勘違いしちゃいけないなと思ってましたけどね。