2歳の頃から白州工場の匂いが大好きだった
宇賀:私が愛してやまないお酒。私、マスコミに行きたかったんですけど、テレビ、ラジオ、出版社がダメだったら、本当にビールが好きだったのでアサヒ、キリン、サントリー、サッポロは受けようと思ってました。ビール売りたかったので。
澤本:権八の担当だ。
宇賀:サントリーの工場も好きです。
澤本:行った、山崎の工場?
宇賀:行きました。長野の白州の工場にも私2歳ぐらいのときに行ってますよ。
権八:え、どういうこと?
宇賀:親が好きで行っていて。私は2歳ぐらいからウイスキー工場のあの匂いが大好きで。ホームビデオに残ってますから、ちゃんと証拠あります。
権八:前向きにこれはね。
宇賀:直近じゃなくても、半年後、1年後でも大丈夫なので、お待ちしてます。
権八:リアルだな(笑)。絶対来そうですね。
澤本:来るし、向いてるもん。
権八:ハッピーオーラが出てるし、いつもニコニコしてるからこそ、めちゃくちゃサイコな殺人鬼もいいよね。
澤本:僕ね、宇賀さんは本当に役者できると思ってるの。アナウンサー関係なく、普通の役者として使うと結構面白いと思うんですよね。
権八:あ、澤本さんの映画に。
澤本:出てくれます?
宇賀:澤本さんに言われれば何でもやりますよ。
権八:めちゃくちゃ人を殺すストリッパーの役ですよ。
宇賀:いいですよ。どこまで見せるかは要相談ですけど(笑)。
澤本:そうそう、宇賀さんはラジオ番組やってるわけですよ。その話をしないとね。
宇賀:私、家族で出かけることが多くて、小さいときから車内でTOKYO FMを聴いてきたので、本当にTOKYO FMさんのお仕事ができるのがうれしくて。しかも山下達郎さんが大好きなので。
澤本:はいはい、番組やってるもんね。
宇賀:そうです。「サンデー・ソングブック」という日曜日の2時からやってらっしゃる達郎さんの番組をずっと聴いてきて。「SUNDAY’S POST」はその後の時間の番組と聞いて、絶対やりたいですとお願いしました。
中村:毎週日曜日15時から。近くでお話していて、小山薫堂さんはどんな方なんですか?
宇賀:本当に素敵ですよ。私、薫堂さんみたいになりたいですもん。
権八:ああいうジェントルなおじさまになりたいと。
宇賀:何て言うんでしょう、薫堂さんも楽しんでお仕事されてるというか、好きなことをやってる。人のためになる、自分が楽しいということを追求している方なので。
権八:やっぱり良い人なんだね。イメージ通りですよ。素敵だもん。
澤本:小山さんはちょっとだけ知っていて、小山さんに教えてもらったバーに行くと、全部おいしいし、かっこいいの。なんであんなに知ってるんだろうね。
宇賀:美食家ですよね。おしゃれだし。薫堂さんが書いてる小説も、今回ご一緒するにあたりいろいろ読んだんですけど、全部オシャレですもん。
小山薫堂さんとの運命的な出会いでラジオ番組がスタート
澤本:ラジオ番組をやりたいと思ってたんですか?
宇賀:思ってました。ラジオは憧れで、今、一周まわってラジオがかっこいいという雰囲気があるんですよ。局のアナウンサーでもラジオをやりたいと言ってる子いっぱいいます。テレビと違ってカメラがないぶんの自由度、あとリスナーとの親近感など、テレビと全く違うじゃないですか。
みんなしゃべりたくてアナウンサーになっているのに、じつは自分の言葉ではあまりしゃべれない、という現実をテレビで知ったときに、ラジオだとしゃべれるよねというのをみんな気付きはじめていて。それでやりたいと言ってる子は多いですね。
澤本:宇賀さんは「SUNDAY’S POST」が初ラジオ番組ですか?
宇賀:はい。あれは日本郵便さん1社提供で崇高な番組ですよね。私、薫堂さんはもちろん存じ上げていましたけどお会いしたことなかったんですよ。今年1月11日に「羽鳥慎一モーニングショー」で3月いっぱいで辞めますと私が初めて言ったその日の夜に、たまたま飲みに行ったら、そこで初めて薫堂さんにお会いして。
澤本:運だよね。
宇賀:それで辞めちゃうんだねという話になって、そうなんですよと。私が事務所に入らずに個人でやりたいという話をしてたら、僕4月からラジオやるけど一緒にやらないかと、その日に言われて。
中村:凄い。
澤本:それは本当に運命だし、全部いろいろなことがハマってる。
宇賀:どこでですか? TOKYO FM。何曜日何時ですか? 日曜15時と聞いて。達郎さんの次ですか!? やりたいですと。じゃあ決まり決まりと言ってたんですけど、その日はお互いにお酒を飲んでるし、よくわからないうちに終わっちゃたのでたぶんないんだろうなと思っていたら、1か月後にご連絡をいただいて、決まりましたと。
澤本:この間、番組で軽井沢行ってたでしょ。あれも機動力あるなと思ったんだよね。
宇賀:そうなんですよ、ラジオって面白いのが、リュックサック1つ分、1人が背負えるぐらいの機材があればロケに行けるんですよね。どこにでも。地球の裏側でも、たとえばスカイプ繋げば生出演できるわけじゃないですか。その機動力がいいなと思っていて。来週の何曜日、軽井沢行ける? と言われても行けるし。
中村:宇賀さんとお別れの時間が近づいてきております。今後のご予定を教えてください。
宇賀:TOKYO FM毎週日曜日15時、「SUNDAY’S POST」小山薫堂さんとお送りしております。その後、5分間のミニ枠なんですけど、「P.S.MUSIC」という、私が毎週選曲をして音楽をお送りしている番組がありまして。私、Jポップ大好きなんですよ。自分の趣味を完全に押し付けている番組なんですけど、この時期だとこれかなとちゃんと考えて、自分なりに試行錯誤しながらやっておりますので、それも一緒に楽しんでいただけたらなと思います。
中村:そしてテレビも。
宇賀:テレビ朝日で土曜日19時前後から池上さんの「池上彰のニュースそうだったのか!!」。あと、毎週火曜日の深夜1時59分から、「川柳居酒屋なつみ」。見逃し配信もTVerでやってるので、そちらも見ていただけたらと思います。
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