ダイドー、ピエール・エルメとコラボ商品発売 青山の旗艦店でサンプリング

ダイドードリンコ(大阪市)と、世界的に有名なパティシエであるピエール・エルメ氏が共同開発した飲料「ピエール・エルメ×ダイドーブレンド カフェ・オ・レ ショコラ・ブリーズ」が9月9日、全国で販売を開始する。それに先立つ8月26日から9月9日までの期間限定で、サンプリングイベントが国内旗艦店である「ピエール・エルメ・パリ 青山」(渋谷区)で行われている。

同商品は、女性をメインターゲットに、いま流行りの500ミリリットルペットボトルで販売。テイストは、「軽快なくちどけのスイーツカフェ・オ・レ」を目指し、飲む瞬間の香り立つカカオが特徴だ(名前の「ブリーズ」はフランス語で「そよ風」を意味する)。

サンプリングイベントは、同店で商品を購入した人(1日先着50人)が、店舗に設置されている特製ラッピング自動販売機から無料で一本もらえるという企画。

『テラスハウス』などに出演しているモデルでタレントの田辺莉咲子がイベントに出席し、特製ラッピング自動販売機を体験。

ダイドードリンコの調べ(2019年2~7月)によると、男女のペットボトルコーヒーの購入比率は、男性76%に対し、女性は24%に留まる。こうした背景から、ダイドーが女性に人気のピエール・エルメ・パリに企画を持ち込んだ。今年のバレンタインデーに合わせ、限定コラボ商品としてペットボトルタイプのスイーツカフェラテを1月から販売。好評を得たことから、今回の新商品開発に至ったという。

販売チャネルも、男性を主な購買層とするダイドーブランドの既存商品との差別化を狙った。販路もダイドードリンコが強みとする自動販売機ではなく、コンビニエンスストアや量販店に絞ったという。同社マーケティング部ブランド戦略グループアシスタントマネージャーの土屋淳一氏は、「すでに(商品を展開する)コンビニ各社からは好評を得ている。週販を高めつつ、店舗に1日でも長く残るような商材に育てていきたい」と意気込みを語る。

ダイドードリンコマーケティング部ブランド戦略グループアシスタントマネージャーの土屋氏(右)とピエール・エルメ・パリのドラピエ・クリストフ製造部長。

発売日は9月9日(コンビニエンスストア限定で8月27日から先行発売)、希望小売価格は160円(税抜き)。

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