知名度が上がった自分の名前をいかに循環させるかを考える
権八:インカレサークルって昔からあるけど、何やるんですか?
くつざわ:私のまわりのサークルは嫌だなと思うところが多くて。
権八:やたら酒飲ますような?
くつざわ:そうです。そういうのが苦手で。もうちょっと素直に楽しめるものってないのかなと思って、みんな信用できて男女も仲がいいというサークルをつくりたいと思ったんです。最近は潮干狩りに行ってきました。
権八:行ってたね。バスが行っちゃって座り込んでたよね。
くつざわ:そうなんですよ。めっちゃ見てるじゃないですか。
権八:めっちゃ見てるよ。当たり前じゃん(笑)。
くつざわ:炊き込みご飯をつくったりとかもします。純粋に子どもみたいな遊びを楽しめるサークルをつくりたいと思って、そういうものをつくりました。
澤本:そのサークルは何人ぐらいいるの?
くつざわ:新歓の時期は140人ぐらいいました。最近だと再編して50人ぐらいになりましたね。
澤本:今回の騒動で急に増えたりしなかった?
くつざわ:私がバズってから、サークルのアカウントを見つけたフォロワーがDMを送るようになって、「くつざわさんいるんですよね、このサークル入りたいです」というDMが凄い来るんですよ。そういうのを見るたびに「オフ会じゃねーんだぞ」と思って(笑)。全部無視してます。
権八:そうなんだ。一人暮らしはしないんですか?
くつざわ:お母さんが寂しがるんですよ。ママが凄い私のことを好きで、私もわかってるので、一人暮らしのひの字でも漏らすと、あなたはお母さんが寂しがるのわかってるでしょ、と言われるので、わかったよママと、ずっと実家に入り浸ってます。千葉でも結構アクセスが良いところに住んでるので。
澤本:あ、千葉なの?
くつざわ:千葉住みなんですよ。だから都内に行くときも、不便なことなく通学できるので、特に問題なく実家で過ごしてますね。
権八:何々住みって本当に会話で言う人、僕初めてかも。
くつざわ:え、どういうこと?
権八:在住、住んでるっていうけど、ネットでは何々住みってみんな書いてるじゃないですか。どうでもいいんだけど(笑)。じゃあ、そんなには都内まで時間かからないんだね。
くつざわ:大学までは徒歩も含めて1時間ぐらいですね。
中村:くつざわさんはインフルエンサー事務所に入られるんじゃないかと、Web野郎中村は思ったんですよ。UUUM、VAZなど。でも、そういう道を今あえて取らないで、SNSマーケターと言っていて。これからどういう風に自分の成長戦略をとるのか。もしかしたら面白短尺動画を撮っていくだけの子ではなくなるような気が非常にしていて。考えたりしてるんですか?
くつざわ:そうですね。元からインフルエンサーになる目的ではやってたんですけど、それを最終的に手段に変えてやっていかないとと思っています。たとえば、ゆうこすさんっていらっしゃるじゃないですか。ゆうこすさんは自分の雰囲気やフォロワーの層をわかったうえでブランドを立ち上げたり、自分の事務所を立ち上げたり。わかったうえでの商品を出したりしてるじゃないですか。
自分の名前を使った循環のさせ方が上手だと思っていて尊敬しています。私も動画をあげはじめて数本で考えたことが、とりあえずくつざわに対する認知度を上げていこうと。将来的に何かしらフリーランスでも何でも、自分で何かしら立ち上げたいと。就活はあまり考えてなくて。そういう部分での自分の強みをもっておくための影響力をもっていこうと思っています。
だからあくまで最終着地点がインフルエンサーになること、フォロワーが何十万人ではなくて、その影響力を何かしらにうまく使えたらいいなというのがあります。事務所に入っちゃうと、フォロワー数、収益化がどうという話になっちゃって、私が求めるのはそういうのじゃないんですよね。事務所に所属すると制約が出てきちゃうので、自分でマネージャー雇って1人でやっていこうということになりました。
澤本:なんてしっかりした人なんだろう。
中村:ね、淀みがないわ。