今後は上がった知名度をいかに循環させるか(ゲスト:くつざわ)【後編】

SNSでは「それっぽい」が重要

権八:ものまねがいちいち全部面白いから、そっちでやっていくというのもあるのかなと思ったけど、そうじゃないんだね。

くつざわ:そうですね。どうにかしてそのイメージから徐々に離していかないと、とは思ってますね。

中村:くつざわ氏はVine、TikTokはやってなかったんですか?

くつざわ:Vineは私がものまねをあげた頃にはVineカメラという別のアプリに変わっていて。TikTokは知名度も高いし、いいかなと思うんですけど、あまり私の好きな分野じゃないというか。私は1から企画して素材つくって音源つくって、全部つくる、クリエイターみたいな感じが好きなので。

中村:TikTokのほうが動画をアップするときに考えなくていいんですよね。お題、面白い音楽がいろいろ勝手についてくれるから。私の個性出しちゃったみたいな感じでやったらみんなからワーッと「いいね」もらえるから、そういう簡便なところが普通の子にはよくて。くつざわさんみたいにクリエイティブな人向けのツールがVineだったんだけど、たぶんハードルが高すぎてみんな使いきれなくて、わりと低迷していったんじゃないかなと思いますね。

権八:そうなんだ。

中村:わからない(笑)。低迷してねーよって言われるかも。さて、くつざわさん、今後のご予定はございますか?

くつざわ:本を出版するかもしれないということですかね。

権八:黄色バックでひまわりうーんみたいにやってる、あの写真かわいいですけど、あれもそれ用なんですか?

くつざわ:あれはアカウントをそれっぽくしないと、それっぽいフォロワーがいるのに、それっぽくないと見合わないと思って、それっぽくしてもらおうと思って。

権八:何回それっぽくって言ってんの(笑)。

くつざわ:「それっぽい」って大事だと思って。それだけで一気にフォローボタンに繋がったりするので。アカウントごとガラッと変えて、黄色のイメージ、元気で明るいイメージを付けようと思って、ひまわりをもって写真を撮りました。

澤本:あれ効くよね。最初に出てくるじゃない。

権八:凄い、全部計算してね。確信犯的にやって。

澤本:書籍ってデジタルネイティブの方々にも魅力はあるんですか?

くつざわ:デジタルネイティブ?

澤本:あ、ごめん。デジタルネイティブって言葉自体があまり使われないものなの?

くつざわ:デジタルネイティブって何だろうと思いました。

澤本:それはいけないことだね。生まれたときからデジタルを使ってる世代という。

くつざわ:本を出すのは凄いことだと思っていて。19歳の普通の女の子がいきなり本をバンと出すなんてなかなかない機会だと思って。だからこそ1回挑戦してみたい気持ちはありましたね。

中村:頭の回転が速いくつざわさんなので、ちょっとしたブロガーやインフルエンサーが本を出しましたみたいな、立ち読みしたら文字めちゃくちゃでかいみたいなものじゃなくて、本人の知性が見える、そういう本をね。

権八:内容的には今やってること、今何を考えてるかという?

くつざわ:そうですね。ただ、それだけだと動画だけを求めるフォロワーは興味をもたないと思うので。私の今のフォロワー層は、動画だけを見たい層、私自身に興味をもってくれてる層、私の戦略の部分に興味をもってくれてる大人の方々に分かれてるんですよ。そういう方達全体に興味をもってもらえるように。

真面目な部分、ネタっぽいコラム、私の家のこと、家族のこと、私自身を知ってもらえる内容、いろいろなものをギュッと詰め込んだ本にしたいと思ってますね。あまり難しすぎても、それこそ今の世代には手を取ってもらえないだろうから、ある程度読みやすく、それでもふわふわしすぎないような感じに。知性も入れつつ、楽に読めるような、程よいバランスの本が出せればと思いますね。

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