ACC賞マーケティング・エフェクティブネス部門グランプリに、「注文をまちがえる料理店」

ACC(All Japan Confederation of Creativity)は、9月3日に、「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」マーケティング・エフェクティブネス部門の公開プレゼンテーションと最終審査会が開催され、総務大臣賞/ACCグランプリほか各賞が決定した。

最終審査会には、2次審査を通過した11チームが参加。各チームがそれぞれ用意したプレゼン映像や資料を交えての作品説明、および審査委員との活発な質疑応答を繰り広げた。

その結果、最高賞である総務大臣賞/ACCグランプリには、大起エンゼルヘルプの「注文をまちがえる料理店」が決定した。小和田みどり審査委員長(ライオン コミュニケーションデザイン部 部長)は、本作がグランプリに選ばれた理由を次のように話した。

「グランプリになった要因としましては、ソーシャルグッドだったからではありません。現在、SNSを含めちょっとした間違いやうっかりした発言も許さず炎上してしまうというような社会の中で、寛容な空気をつくるといった素晴らしいクリエイティブにより、認知症になっても諦める事なく働くことができるといった変革がおこせたこと、またそれが日本の中でこれからも広がることが期待できるという点で高く評価をしました」。

「注文を間違える料理店」

発起人の小国士朗さん(真ん中)とTBWA\HAKUHODO クリエイティブディレクター 近山知史さん(右)

ACCゴールドには、大塚製薬/セブン‐イレブン・ジャパン/Z会の「超良問ドリル・超良問ドリル2」と、幸楽苑ホールディングスの「32億円の赤字を1年で過去最高益レベルに ~幸楽苑年間キャンペーン~」が選出。ACCシルバー、ACCブロンズ含めて全11作品が入賞した。

「どのプレゼンテーションも素晴らしく、審査は本当に大変でした」と、小和田審査委員長。2次審査では、改めて『マーケティング・エフェクティブネスとは何だ』ということを議論。業績や認知などを伸ばしたという結果だけでなく、「着眼点・発想力・キメ細かい仕掛け、新しさなど、さまざまな手法とともにすぐれたクリエイティブを創出し施策を実施したもの」という視点で選考したという。

マーケティングエフェクティブネス部門 表彰式の様子

2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS
マーケティング・エフェクティブネス部門 入賞作品

● 総務大臣賞/ACCグランプリ

大起エンゼルヘルプ/注文をまちがえる料理店
注文をまちがえる料理店

広告会社:TBWA\HAKUHODO
制作会社:-

 

● ACCゴールド

大塚製薬セブン‐イレブン・ジャパン+Z会/カロリーメイト
超良問ドリル・超良問ドリル2

広告会社:博報堂
制作会社:博報堂アイ・スタジオ

幸楽苑ホールディングス/幸楽苑
32億円の赤字を1年で過去最高益レベルに~幸楽苑年間キャンペーン~

広告会社:博報堂
制作会社:Taima2、AOI Pro.

● ACCシルバー

大塚製薬/ポカリスエット イオンウォーター
BOOST JAPAN! -サウナで日本を元気に-

広告会社:ADKマーケティング・ソリューションズ
制作会社:ADKクリエイティブ・ワン/ソニックジャム/ImageLogic/キャッチアップ

ゼスプリ インターナショナル ジャパン/ゼスプリキウイ
未完成♪アゲリシャスミュージックビデオ

広告会社:電通
制作会社:AOI Pro.

 

サントリーホールディングス/企業
キャンペーン名:サントリー公式バーチャルYouTuber 燦鳥ノム

燦鳥ノム プロジェクトチーム
制作会社:-

 

● ACCブロンズ

ロッテ/雪見だいふく
それ1個ちょーだい問題

広告会社:電通
制作会社:東北新社、テー・オー・ダブリュー

 

ローソン/悪魔のおにぎり
悪魔のおにぎり

広告会社:エードット
制作会社:噂、カラス、トランス・コスモス

伊勢半/KISSME(コーポレートブランド)
顔採用、はじめます。

広告会社:電通
制作会社:電通クリエーティブX/プラチナム

 

親子健康手帳普及協会/20年をつづる母子健康手帳
20年をつづる母子健康手帳プロジェクト

制作会社:太公望

サントリーホールディングス/TOUCH-AND-GO COFFEE Produced by BOSS
TOUCH-AND-GO COFFEE Produced by BOSS

広告会社+制作会社:バスキュール

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