動画コミュニケーションの重要性
企業の記者発表会などのニュース動画を無料で制作し、独自の配信プラットフォームやSNSを通じてターゲットに直接配信しているNewsTV。2000本以上の動画制作実績がある同社の代表である杉浦氏が「5G時代に向けて激変する”動画コミュニケーション”先手を打つために必要なこと」と題して講演を行った。
テレビに比べて、PCやスマホ、タブレットの接触時間が年々増えている。それに伴って、インターネット広告市場が2018年には1.7兆円を超え、テレビ広告と並んできた。また、現在はインターネット広告の中で動画広告の割合は1/10ほどだが、今後は拡大傾向にあると推測されている。その最大の要因とされているのが2020年に予定されている5Gの導入だ。
「5Gは2時間の映画を約1.7秒でダウンロードできる規格があると言われています。みんなが外でwi-fiを探さずに動画を見ることができるようになり、スマホで動画を見るのが当たり前の時代が来ます」と杉浦氏。
NewsTVでは、NewsTV Networkという自社のアドネットワークで、今まではバナーでコミュニケーションしていた場所に動画を配信。SNSはタイムラインに、NewsTVのアカウントから広告表記ありで動画を配信。動画制作費は無料で、配信料200万円の予算で30~50万回くらい視聴されるという。
5G時代では従来までテキストと画像で表示されていたコンテンツが、動画での表現に切り替わることが予想される。その時に何を目的として、どのようなクリエイティブやフォーマットで配信するのかが重要となる。