※本記事は株式会社マスメディアンの『advanced by massmedian』に掲載された記事を表示しています。
THE GUILDに属するメリット
2人は、ともに多摩美術大学出身。小学生のころから「美大に進学したい」との思いを抱いていたそうですが、中高生時代は親から美大進学を反対されていたこともあって「普通に勉強していたけど、将来なりたい職業を羅列してみたらクリエイター系ばかりだったから、親を説得して美大に行かせてもらった」と振り返ります。
大学卒業後、新卒でDeNAに就職。同社に決めたのは、「とりあえず大企業に入りたい、ここに入っておけばなんとかなるという雑な理由だった」と言います。新卒として働くなかで、「UI(ユーザーインターフェイス)やUX(ユーザーエクスペリエンス)デザインの深みを全然知れていないと感じた。いまの働き方よりも、いろいろな案件を見ているTHE GUILDに行ったほうが、より理解を深めることができると思った」と転職を決意した理由を明かします。
自身が所属するTHE GUILDについて、小林さんは「THE GUILDという看板のもとに、複数の小さな会社やフリーランスが所属していて、主にITに強い人で構成されているチームのようなもの」と説明。
そのメリットは、「フリーランスとして働いていると、オフィスを借りると高いし、働く場所の問題が出てくるけど、オフィスをシェアして共同で借りていたり、カメラなどの機材も共用できたり、案件についても、例えばAさんに仕事の依頼がきたけど受けられないからBさんに流したり、AさんとBさんで協力して受けたり。THE GUILDとしてポートフォリオが組めるので、所属していると仕事がきやすくなる」と話します。
コーチングとは?
現在は、デザイナーとコーチングの仕事を半々くらいのペースでこなしているそう。
コーチングとは、「行動を促すために、対話する技術。1対1で話し、コーチがひたすら質問してくれる。それに答えているうちに考えが整理され、“次にこうしよう!”と考えが促進されるもの。未来の目標に向かって前向きな話をしていくのが特徴」と小林さん。日本ではコーチングに馴染みがないという人がいるかもしれませんが、「アメリカとかでは大企業の8割くらいが導入していて、組織開発の場面で使われることがよくある」と言います。
小林さんは、いままで400~500人をコーチングしてきた経験の持ち主。転職しようかどうか迷っているとか、モチベーションが上がらないなど、キャリアに関する相談が一番多いのだそう。
コーチングをやっていて良かったと思うのは、「自分のやりたいことがわからない、自分に自信がないという人が、漠然と悩んでいる状態から目標が見つかること」。さらに「“まずはこれをやろう”というネクストアクションまで決めることができるので、前向きになれる」とも。それだけに、社会人だけでなく「学生が一番必要としているのではないか。就職活動で自分がなにをすればいいのかわからないし、1人で自己分析しづらい。コーチングで導くことで、本当の自分の声に気づけると思う」と見解を示します。
これにはハヤカワさんも、「学校に1人、コーチングできる人がいるといいと思う」と同意。「コーチングは、都合良く解釈したり、かぶせて見えなくしちゃったりするのを、一緒に1つずつ解きほぐしていってくれるような立ち位置なんですね」と感想を口にします。
SNSとの向き合い方
現在、小林さんはTwitterで4万人以上のフォロワーを有しているとあって、SNSの話題も。フォロワーが増えたきっかけは「2年くらい前にTHE GUILD代表の深津(貴之)と一緒に働いているときに学びがあり過ぎて、この学びを何かしらアウトプットしたいと思って、1枚のスケッチにして発信するのを週3で半年間くらい続けていたこと。」
「いろいろな経営者とコンサルティングで戦略の話やUIの話などの仕事を見ていたので、経営者レイヤーが“こばかなスケッチ”には含まれている」と自信をのぞかせつつ、ツイートを通して「自分の発信の仕方について考えるきっかけになった」と話します。
「Twitterはメディアのような役割もあると思うので、“こばかな”アカウントに関しては業界になにか貢献できるような発信や、最近はコーチングをしているので“人生とは?”といった話をして、これを見た人が、なにかしら考えるきっかけになるようなものに焦点を当てている」と思いを語ります。また、「(普段の)“ごはんを食べた”とかのつぶやきは、別のアカウントでしている」と聞いたハヤカワさんは、その使い分けの徹底ぶりに感心しきりでした。
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<番組概要>
番組名:マスメディアン 妄想の泉
放送日時:毎週土曜 24:30~25:00
パーソナリティ:ハヤカワ五味
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/mousou/
番組Twitter: @mousou_tfm
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