LINEは12月16日、京都府福知山市や岐阜県可児市など14自治体と連携し、チャットボット「明智光秀 AI」を開発したことを発表した。2020年放送NHK大河ドラマ『麒麟がくる』と連動した企画で、主人公・明智光秀ゆかりの自治体の代表者らと都内で共同発表会を開いた。
「明智光秀 AI」は人工知能(AI)のキャラクターとLINE上で会話ができる公式アカウント。利用者の会話を分析し、自動で回答する。現時点で4000パターン、今後約1万パターンの回答を自動学習していく。静岡大名誉教授で歴史学者の小和田哲男氏が監修した。
ボットでは、当時の歴史背景、ゆかりの地に関する観光情報などを知ることができる。イベント情報の配信などもあり、地域活性化の効果を狙う。
当日は参加自治体の代表者が地域と光秀との関連性、今回の連携への想いをそれぞれ語った。小和田哲男教授も登壇し「謎が多く、各地に光秀が移動した形跡があるため、広域連携の可能性は非常に高い。これを機会に各地の観光に結びつけ、広域で光秀を見直す機会になれば」と期待を寄せた。
参加自治体は以下のとおり。
滋賀県▽福井県▽福知山市▽亀岡市▽長岡京市▽南丹市▽京都市▽京丹後市▽可児市▽岐阜市▽恵那市▽土岐市▽近江八幡市▽大津市