消費者が求めているものは何か?それが分かれば、ビジネスを成長させることができます。では、どうすれば消費者が求めているものを理解することができるのでしょうか。
そのヒントは、ずばり「不満」。人はポジティブな気持ちと同等、あるいはそれ以上にネガティブな気持ちに影響を受けているからです。
「不満」に着眼すると、消費者の「ほんとうに欲しいもの」にたどり着ける可能性が高まります。
「不満」に焦点を当て、ほとんどの消費者が自覚すらしていない「ほんとうに欲しいもの」を見つけ出すプロセスを紹介する、大松孝弘氏・波田浩之氏著、『ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚』が1月15日にて全国書店・Amazonなどで発売に。本書の一部を発売に先駆けて公開します。
「チャンスは常に人々の不満の中にある」
この言葉は、アリババ・グループの創業者として知られるジャック・マー氏の言葉です。人々の不満を知ることで、これまでになかったアイデアを得、ビジネスの可能性を広げることができるのです。不満には、ビジネスにとってのチャンスがあると言えます。
しかし消費者自身が言語化できている不満は、残念ながら多くの企業も気づいてしまっていますし、それを解決したからといって消費者に大きな満足を感じてもらえるわけではありません。
ほんとうに解決すべき本質的な不満、“無自覚な不満”を見つけ出すことが、いまの時代には求められているのです。
本書では、この無自覚な不満を起点にして、「ほんとうに欲しいもの」を見つけるシンプルなフレームワークを紹介。これはビジネスの場だけでなく、家族や友人などのプライベートな人間関係の悩み、政治や行政が扱うパブリックな問題まで利用でき、本質的な問題解決の糸口になるはずです。
下記にて、本書に収録の図を一部抜粋して掲載します。
続きはぜひ本書を手に取ってご覧ください。
人の心を洞察して、人を動かすコミュニケーション、商品・サービス開発を行う方は、ヒントが得られるはずです。
〈目次〉
序章 いま“ほんとうの欲求”は、本人も自覚できていない
第1章 みんな“見当違いの欲求”に応えようとしている
第2章 “ほんとうの欲求”の見つけ方はシンプル
第3章 4つの窓から見えてくる“ほんとうの欲求”
第4章 なぜ“ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚”なのか
第5章 “本人も気づいていない、ほんとうの欲求” それがインサイト
第6章 インサイトを明らかにする手法
第7章 インサイトからヒットを生み出す方法論
書籍案内
新刊『ほんとうの欲求は、ほとんど無自覚』
チャンスは常に人々の「隠れ不満」の中にある。いま「ほんとうに欲しいもの」は、消費者本人も自覚できていません。社会が成熟した現代に重要なのは、「本人も無自覚な不満」を理解することです。本書では、この「無自覚な不満」を起点にして、「ほんとうに欲しいもの」を見つけるシンプルなフレームワークを紹介します。