ディノス・セシールは1月17日、自然言語処理技術を活用したWeb広告事業を展開する、スタートアップ企業のスリーアイズ(本社、山形県米沢市)に対して、第三者割当増資引受による出資を発表した。
スリーアイズは独自の自然言語AI技術を用い、Cookieを参照せずとも高精度な記事ターゲティングと最適化運用を全自動で行うネット広告配信サービス事業を展開する企業。ネット上での個人情報保護の動きは強まる傾向にあるが、同社では個人情報利用に紐付く従来のWebマーケティング市場とは一線を画し、新たな情報レコメンド技術の確立を目指しているという。
現在は自然言語解析によって、Web上の自然言語・一般知識・トレンドを理解するAIが、高精度なコンテンツマッチングを行うネット広告配信サービス「Candy」を提供している。
ディノス・セシールは「Webユーザーに対して真に価値ある情報を届けることを可能とする新たなソリューションとして既存顧客のほか、新規顧客に対するアプローチとして有効」との判断で、資金調達の判断に至ったとしている。