ソニーと電通が出資するフロンテッジは、SNS時代の統合コミュニケーションのオリジナルソリューション、「Motivated Content Design(モチベーテッドコンテンツデザイン)」を開発し、提供を開始した。
フロンテッジは2017年に研究組織「モチベーション・ラボ」を設立。そこで生まれた、生活者の欲求や行動を踏まえた課題解決メソッドである“モチベーションデザイン”を提供してきた。これをチューニングしながらデジタライゼーションし、これらの資産を体系化したのがMotivated Content Design。
生活者の瞬間的な欲求(パルス)を捉え、彼らとブランドとのパーパスドリブンな活動を設計・実行する。フロンテッジは、「現在求められているのは企業から一方通行のBranded Contentではなく、生活者とのCo-Creationを誘発するMotivated Contentである」と考え、開発に至った。
ここでいうコンテンツとは、メッセージ・動画・キャンペーン・イベントなどのコミュニケーション活動から生まれた成果物のことを指し、あらゆる登場人物がモチベートされていくもの。キーワードは、Purpose(パーパス)・Participation(パーティシペーション)・Pulse(パルス)。
フロンテッジが担当した最新の事例は、2020年元日に展開された統合コミュニケーション、西武・そごうの「『わたしは、私。』2020 -炎鵬の逆転劇-」。「さ、ひっくり返そう。」というコピーの通り、文章を“下から読むと意味がひっくり返る”という2020年1月1日付朝刊の全面広告がSNSで拡散され、地上波でも取り上げられるなど話題になった。