Hondaが体験型イベント「ここちよさ展」を開催中

本田技研工業は2月13日より、「Hondaウエルカムプラザ青山」(東京・港)で体験型イベント「ここちよさ展」を開催している。

本田技研工業は新型コロナウイルス感染症の国内での発生状況を踏まえ、「Honda ウエルカムプラザ青山」を2月29日から3月13日の間、臨時休館とする。合わせて「ここちよさ展」についても、2月28日をもって終了予定。

本展は「4つのここちよさ」を提案する新型FITの発売に合わせ、消費者との接点創出や訴求点の理解促進を目的とした企画。会場では「聴覚」「視覚」「嗅覚」「触覚」の4つの感覚それぞれにおいて、体験者が「ここちよく」感じるものを選択。同社独自のシステムにより、体験者が今感じている気分を診断できる。

オープニングイベントにおいて、本田技研工業 ブランド・コミュニケーション本部 広報部 坂実沙子氏は「新型FITの開発責任者より、当社が長年商品・技術開発のために重視してきた『人の研究』と、『さわりごこち』に注力した、という話がありました。人の研究の一環として行った『潜在ニーズ調査』をお客さまにも体感してもらうことで、普段車にあまり関心のない方にも興味を持っていただくべく、本展を実施しました。潜在ニーズ調査を行うことで、普段言語化できていないお客さまのニーズを知っていただき、楽しんでいただければと考えています」と話す。

また本田技術研究所 オートモビルセンター 新型FIT CMFデザイナー 落合愛弓さんは「これまでのFITは機能価値を追求してきましたが、新型FITではそこから『ここちよさ』という感性価値にシフトしようとしています。今回の展示は来場者の方々に主役になっていただき、ご自身のニーズを可視化することで『ここちよさ』を体感していただければ幸いです」とコメントした。

受付でチェックシートを受けとる。各感覚のブースで「もっともここちよさを感じたもの」と「2番目にここちよさを感じたもの」を記入しながら会場を回る。

「聴覚」ブース。枠内に入ると頭上に設置された指向性スピーカーから「屋久島のせせらぎ」「朝霧高原の朝」などの音が聞こえる。用意された音は5種類。

「視覚」ブース。25種類の写真の中から、「ここちよい」と感じる写真を選択する。

続いて「嗅覚」ブース。10本の瓶の中にはそれぞれ「フルーツとライム」「もみの木とお香」などの香りが。アロマテラピー専門店「生活の木」が監修。

最後に触覚。デニム、シリコンゴムなどつるされている10種類から選択する。

最後に記入した用紙(左)を受付に持っていくと診断結果が。筆者の今の気分は「HOME」だった。それに合わせたぴったりな「味覚」として、アールグレイティーが提供された。そのほかに「BASIC」「CROSSTAR」「NESS」「LUXE」があり、それぞれに合わせてコーヒー、ビネガードリンク、トロピカルティーなどが用意されている。

「Hondaウエルカムプラザ青山」は1月18日にリニューアルオープン。「誰でも気軽に立ち寄れる憩いの場」をコンセプトに掲げ、MILES Honda Caféやグッズショップ、授乳室を併設している。「ここちよさ展」は2月29日まで。

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