来場者2倍になった展示が企画できたきっかけ

飲料缶、ペットボトル、紙コップ、瓶など多様な容器包装の製造や販売を中心に事業を展開する東洋製罐グループホールディングス。同社でクライアントのパッケージのデザインやグループ各社の販促物の制作を担当する野村岳氏に話を聞いた。

東洋製罐グループホールディングス デザインセンター長
野村岳氏

パッケージデザインやグループ各社の販促物の制作を担当するデザインセンターの野村岳氏。パッケージは、毎日目にするコミュニケーションツールのひとつ。表層的なビジュアル以上に、その商品の核を捉えたコンセプトや言葉が求められる。アイデアの核となるコピーについて学べればと、コピーライター養成講座の受講を決めた。

「講座ではとても鍛えられました」と野村氏。

「1本のコピーを書くために、ひとつの事柄をさまざまな視点で深く考えます。その生みの苦しみや過程を講師の方々が紐解いて、教えてくれました。コピーだけでなく、あらゆるコンセプトやアイデアを生み出すための実践的な考え方を学ぶことができ、それは普段の業務でも活きています」。以前は与えられた課題を解決するためにデザインすることが多かった。しかし、講座を受けてからは「そもそも課題設定が正しいのか」「実は他に課題があるのではないか」と根本的な部分から考えるようになり、アウトプットも変化したという。

そのひとつが、同社の本社オフィス1階に併設された容器文化ミュージアムの企画展だ。これまでも展示は実施していたが、社外へのPRには積極的ではなかった。

「改めて社内を見回したときに、せっかく社外の人ともコミュニケーションをとれる場所があるのに、活用しなければ『もったいない』と気づきました。そこで、展示を企画し、コピーライティング、PRの設計、全体のディレクションを手掛けました」と野村氏。今年の2月21日まで開催された「なんか、ちがう。パッケージデザインのやくわり展」は、同年対比で2倍以上の来場を記録した。

「本展示のようにコミュニケーションを見直すと改善できることがあると思います。これからは当社グループのビジネスの意味や役割を伝えるような仕事もしていきたいです」。

野村氏が企画からコピーライティング、PRの設計、全体のディレクションを手掛けた本社ビル1階に併設された容器文化ミュージアムの企画展「なんか、ちがう。パッケージデザインのやくわり展」。来場者が同年対比で2倍以上となっている。
コピーライティングと企画力を養うために、野村氏が活用した講座は……
「コピーライター養成講座」でした
 
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株式会社宣伝会議 教育講座本部
E-mail:info-educ@sendenkaigi.co.jp

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