2026年の愛知・名古屋での開催を予定している、アジア最大のスポーツの祭典「愛知・名古屋2026アジア競技大会」の大会エンブレムが決定した。
全国40都道府県から応募された884点の作品のなかから、第20回アジア競技大会エンブレム選定委員会(選定委員長:廣村正彰)による厳正なる審査を経て、6作品が最終候補となった。3月23日開催の組織委員会理事会において、スポーツのもつ躍動感を自由な曲線で描いた宮下浩氏の応募案に決定した。
エンブレムのさん然と輝く太陽と、紫・金・緑で作り出される中央の直線は、人々が「ひとつ」に集い、未来へ向かう様を表している。また、愛知県の花「カキツバタ」の紫、名古屋城の「しゃちほこ」の金、そして、愛知万博などを通じて培われた環境への想いを表す緑の3色を使用。紫と中央の直線は「アジア(Asia)」と「愛知(Aichi)」のAを、紫と金は「名古屋(Naogoya)」のNをかたどっている。
デザイン案が選ばれた宮下氏は1961年生まれで、愛知県岡崎市出身。現在、愛知産業大学造形学部デザイン学科准教授で、グラフィックデザイナーとしても活動している。
2019年10⽉19⽇(⼟)から11⽉20⽇(⽔)まで一般公募。エンブレム選定委員会の審査を経て、今年2月に最終候補作品6点について、一般から意見を募集。全国から157件の回答を得ている。決定作品については、この意見を踏まえ、意見募集時の公表案から、エンブレムのロゴ部分の色彩および大会名称部分のフォントを修正している。