最近のタクシーCM事情
中村:ところで、新しいタクシーCM事情についてはいかがでしょう?
権八:この番組ではいつもタクシーCMについてね、しつこくしつこく話題にしてきましたけど。
中村:都内でこのラジオを聞いている、特にビジネスパーソンの方にはお馴染みだと思うんですけど。シートに座ると目の前にビジョンがあって、CMを見させられるんですね。これがめっぽう、刺さりまくっているっていう。
権八:あれはテレビと違って、気軽にパッパッとザッピングできないんですよね。しかもタクシーの中ってやることがない。スマホを見てるぐらい。だからつい見ちゃいますよね。
中村:なんかよく分かんないけど、手で印(いん)を組むのが多くないですか?
権八:手で印を組む?
中村:古くは「ビズリーチ」から、「HRMOS(ハーモス)」(ビズリーチの提供する採用管理システム)みたいな。
権八:だいたい、スタートアップ系の企業が新しいサービスを告知するのに使うんですよね。みんな企業の名前とかサービス名を知らないから、覚えさせるために、手のアクションとか、身振り、ジェスチャーで表す。最近だと、CMの効果測定の「マゼラン」(サイカ)が「M」っていう字を体で表現してみたり。
「b→dash(ビーダッシュ)」(フロムスクラッチ)という、おそらくボブ・サップのCMだけではなかなか名前が浸透しなかったであろう会社が、「b」と「d」の字を眼鏡みたいにして指で作るんですね。堤真一さんとおぎやはぎで。つまりアクションと言葉とを一緒にやることで覚えちゃうっていう。「ビズリーチ」から始まったあの流れ。まあそんな中ね……(笑)。
中村:そんな中!異彩を放ちつつ、この番組でも何度となく話題にした……。
権八:最も話題をさらっていったタクシーCMといえば、ご存じ!
中村:みなさんご存じ(オンライン商談システムの)「ベルフェイス」!
権八:どっちかっていうと、“ヒラメ筋”のほうが(笑)。
中村:なんと今日はですね、話題にしすぎが高じて権八さんが最近CMに起用しちゃったと噂を聞きまして。ゲストにこの方をお呼びしてます!照英さんです!
照英:よろしくお願いいたします!照英です!ありがとうございます。