らんちゅう界のトップの人に会いに
権八:最近はちょっと引っ張りだこな感じがしますね。
照英:そんな、みなさんのようなプロの方々に言ってもらえたらうれしいです。自分が知らない自分があるんじゃないのかなって本当に思います。父親になったときも、子どもが生まれて「うわーすごい!こんなプレゼントしてもらっちゃった、最高だよ!おまえ!」って女房に言って。子どもができたら「どうやって子育てしていけばいいの?」っていうところから始まり、トイザらス、西松屋、ベビーザらスだったり、全部のお店をリサーチ。
「なんだこの哺乳瓶の乳首の形の違い!」とか、「こんなに種類があるのか」とか、「スリングってこんなものまであるのか」って、全部統計とって。「あ、なるほど、値段はこれぐらいなんだな、じゃああそこで買った方がいいのかな」とか調べるのが楽しくて。本をぶわーって10冊ぐらい買ってきて、毎日酒飲みながら本がつまみみたいに読む。子どもの時勉強してこなかった分、ノウハウを知らない自分に埋め込んでいくというか、叩き込んでいくみたいで、本読んでるのが面白いんですよね。「はあ~すごいよ~そうなんだ~。これ書いた人誰~?すごいよ~」って(笑)。
権八:なんで今ちょっとオネエ系になっちゃたの?(笑)。
照英:なんかね、感動しちゃう(笑)。それで、その人に会いたくなっちゃって。金魚に関する人とかも会いたくなっちゃて。らんちゅう界のトップの川原やどるさんっていう方とか、元海洋大学学長の岡本信明さんとか。
権八:会うっていうのは、テレビとかカメラとかないところで?
照英:最初カメラを通じて会ったところから広がりを持って行く感じです。下町の葛飾区に「金魚の吉田」さんっていうのがあって、日本観賞魚振興事業協同組合の会長さんをやられているんですけど、プライベートで会いに行きました。「照英です~。金魚ちょっと勉強したいんですけど」、「いや~すごい、そんな人がいるんだね~」って、すぐさま金魚くれましたよ(笑)。「会長からもらったら、死なすわけにはいかない!」って、愛でるじゃないですか。
そしたら、まあ害獣に食べられちゃったんですけど……(笑)。それで会長に「すいません!ハクビシンかアライグマに食べられちゃいました!」って話して。申し訳ないんですけど(笑)。いろんなところでお見知りおきしていただけたら、みなさまからいろんな情報をいただけたりとか、力になってもらえたりとか。自分を羽ばたかせてくれたらうれしいなっていう気持ちで、頑張ってます。