新型コロナウイルスの影響で延期になっているプロ野球公式戦の開幕。多くのファンが待ちわびる中、3月20日に公開された「スポナビ野球速報」アプリのCMが話題を集めている。
無人のスタジアムの様子が次々と映し出されるCMは、私立恵比寿中学の柏木ひなたさんのナレーションで進んでいく。
NA:
2020年、こんな春の訪れを誰が想像しただろう。
桜のつぼみが開く頃、この国のあちこちで
一斉に鳴り響くはずの歓声もトランペットの音色も
まだ誰の耳にも届かない。
けど、下なんか向くなよ。
9年前のあのときだってそうだった。
長く待った分、その日を迎える喜びは格別だったじゃないか。
あきれるほど通い詰めたこの場所で、汗垂らして、ため息ついて、声張り上げて。
そんなどうしようもなく平凡で、最高な日々が戻ってくるその日まで、
待ってるぞ。プロ野球
見せてくれ、プロとして戦い続けることの尊さを。
2020年、こんな春の訪れを誰が想像しただろう。
桜のつぼみが開く頃、この国のあちこちで
一斉に鳴り響くはずの歓声もトランペットの音色も
まだ誰の耳にも届かない。
けど、下なんか向くなよ。
9年前のあのときだってそうだった。
長く待った分、その日を迎える喜びは格別だったじゃないか。
あきれるほど通い詰めたこの場所で、汗垂らして、ため息ついて、声張り上げて。
そんなどうしようもなく平凡で、最高な日々が戻ってくるその日まで、
待ってるぞ。プロ野球
見せてくれ、プロとして戦い続けることの尊さを。
「元々は、まったく方向性の異なるメッセージだったんです」と、クリエイティブディレクターと演出を務めた渡辺潤平さん。
「しかし、オフライン試写の翌日にプロ野球の開幕延期が決まりました。お蔵入りへの懸念も高まる中、コピーをすべて書き直すことで、プロ野球ファンの気持ちを代弁するようなCMへと再構成しました。
世間は重苦しい空気に包まれているけれど、それでも何かを心待ちにすることのささやかな喜びを、丁寧に、力強く言葉にすることを心がけました。
無人のスタジアムで、開幕に向けて淡々と準備する球場スタッフの方々の背中が、ひときわ印象に残っています。僕も、プロ野球の開幕を待ち続けている一人です」と、このCMについて話している。
CMを見た野球ファンから「泣ける」「ウルっとくる」という声が、SNSには多く上がっている。
スタッフリスト
- 企画制作
- 渡辺潤平社+NION
- CD+C+演出
- 渡辺潤平
- PR
- 古川友梨、武井寿幸
- 撮影
- 石田遼
- 撮影補助
- 斉藤夏寛
- 編集
- 脇田祐介
- カラリスト
- 石山将弘
- MA
- 浜谷智恵美
- 音楽
- 小早川慎一郎
- NA
- 柏木ひなた
- PM
- 宮里浩平
ecd:エグゼクティブクリエイティブディレクター/cd:クリエイティブディレクター/ad:アートディレクター/企画:プランナー/c:コピーライター/d:デザイナー/演出:ディレクター/td:テクニカルディレクター/flash:flash制作/me:マークアップ・エンジニア/pgr:プログラマー/epr:エグゼクティブプロデューサー/pr:プロデューサー/pm:プロダクションマネージャー/ap:アカウントプランナー/ma:録音/st:スタイリスト/hm:ヘアメイク/crd:コーディネーター/i:イラストレーター/cas:キャスティング/ae:アカウントエグゼクティブ(営業)/na:ナレーター