怖いシーンほど現場で大爆笑
澤本:普段プライベートでは何をしているんですか?休暇とかって。
奈緒:1人で旅行に行くか、美術館に行ったりとか。それこそ澤本さんと最初に会った時に「森美術館が好きなんです」っていうお話をさせてもらったんですけど。あとは写真好きなので写真を撮りに行ったりとか、絵を描いたりとかですかね。
澤本:絵、すごくうまいんだよね。
奈緒:イラストを描くのが好きで、家で描いたりしています。
中村:観た映画のイラストをインスタにアップしているんですよね?
澤本:もともと美術部だったの?
奈緒:小学校の時は学年で1人だけ漫画クラブで、中学校は美術部で。高校ではちょっとマネージャーをやって、すぐに帰宅部になっちゃったんですけど。もしもうひとつ枝分かれした人生があるんだったら、美大に行っていてほしいなぁと思います(笑)。
澤本:じゃあ、世が世なら美大に進学したかった感じ?
奈緒:そうですね、でも絵を仕事にできないと思って。私はたぶん仕事にしたら嫌いになっちゃうから。絵は趣味で好きなままでいたいと思って。母も「美大行ったら?」って勧めてくれていたんですけど……。行っておけばよかったなぁって(笑)。別に職業とせずとも。
中村:そんな奈緒さんは、映画に出まくりですよね?まず2020年には『スマホを落としただけなのに』の続編が2月21日に公開。『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』って、めちゃくちゃ怖いですね?
奈緒:怖いですね。出てこないでほしい。囚われていてほしいですね(笑)。
中村:ミステリーとか、ホラーの撮影は、現場の雰囲気も違うものですか?
奈緒:より面白がるというか、ホラーとかミステリーのほうが現場の空気感がすごくふざけているというか、遊んでいる感じはありますね。ここでミスリードしようみたいなのも考えながら皆さん撮っていらっしゃるので。
中村:みんなでちゃんと怖がらせてやれっていう?
奈緒:「ここは怖がるぞー!」って言いながら監督が笑っている、みたいなのは。
中村:「ギャアーーーーーッ!!」、「はい、カットー!」ってなったら、「だははー(笑)」みたいな(笑)?
奈緒:(笑)。『スマホ』の時はなかったんですけど、『あな番』の時もそうでしたし、怖いというシーンでは現場では大爆笑が起きていて……。
澤本&中村:へえーーーー!!!
奈緒:現場ではウケていて、完成した作品を観たらめちゃくちゃ怖くなっている(笑)。現場とのギャップはけっこうあります。